2021年11月09日 配信

映画ファーストミッションのポスター

11/9(火)船橋の俳優が船橋で撮ったアクション映画「ファーストミッション」

完成披露試写会は都内のスタジオで

 船橋市出身・在住のアクション俳優HAYATEさんが主演・脚本を書き総合監督を務めた映画「ファーストミッション」が完成、関係者向けの試写会が高田馬場駅近くのスタジオ「BABAGAYA」で11月5日~6日にかけて行われた。

 撮影は、本町通りにある和菓子店「廣瀬直船堂」(船橋市指定景観重要建造物)や、「船橋港親水公園」老舗の和食料理店「稲荷屋」など船橋市内の各所で行われた。

 HAYATEさんは、船橋小学校、船橋中学校の卒業生で15歳で古流空手に入門。免許皆伝を受け道場の指導者を任されるまでになった。その後、パルクール競技者などを経て俳優デビュー。俳優活動と並行してパルクールを使った縦横無尽な空間アクション演出などでアクション映画界でその存在感を強めてきたという。

 昨年春、コロナ禍における映画業界が受けたダメージは少なくなかったという。撮影は止まり、仕事は激減した。その中で「本当に撮りたかったアクション映画を撮る」というかねてからの夢を実現させるべく、業界の仲間に声をかけ撮影チームと役者を揃え、クラウドファンディングを実施。最低限の予算を確保し、撮影に挑んだ。

 「本当に魅せられるアクションを通じ、古流空手という伝統文化を守りたい」という使命を持つHAYATEさん。「本当に撮りたかった映画」を通じて日本の伝統文化を次世代に継承したいと意気込む。

 完成した映画は、船橋の老舗和菓子店「廣瀬直船堂」当主が日本破壊を企む裏社会の悪から古武術で日本を守るヒーローの一族という設定。HAYATEさん演じる主人公が大怪我によって、任務に出ることができないところに悪の手が忍び寄る。初めての任務に赴く妹の運命はいかに…

 映画では、最初から最後まで息つく間もないほどアクションシーンの連続。アクション好きはもちろんだが、映画を通して微に入り細に入り打っている伏線をストーリーの中で回収していく方法をとっているため幅広いファン層が楽しめる仕組みになっている。また、撮影は全編船橋市内なので船橋市民にとっては馴染み深い場所が満載だ。

 この先の映画公開についてはまだ未定。「コロナ禍でもできることをやりたかった。一歩でも前進する事が大切だった。脳梗塞から復帰した友人とのコラボもあり『頑張る人を応援したい』という思いもある。チャレンジしたら夢を叶えられると伝えたかった」とHAYATEさん。「まず、映画を完成させることがゴールだった。この先どんな展開で多くの方に観て頂けるようにするかは検討中。船橋市内の映画館で上映できるのが夢」とも。

 現在映画上映会を主催する希望者を募っているという。「将来アクションを目指す子ども達にも見せたい。船橋を元気にする目的で映画を活用したいという方ご相談ください」と、呼びかけている。連絡は、Twitterやクラウドファンディングページのダイレクトメッセージから。

船橋の人(アクション俳優真青ハヤテさん)

船橋出身の俳優・真青ハヤテさんがアクション映画を船橋で、クラウドファンディングも実施中

映画ファーストミッション公式Twitter

映画ファーストミッション クラウドファンディングページ

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 試写会が行われた高田馬場のスタジオ

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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