2021年02月24日 配信

2/24(水)三山の焼肉店「ホルモン焼肉そらかぜ」が生き残りをかけ

ランチ営業時間帯をらーめん専門「牛骨麺そらかぜ」に

 船橋市と習志野市の市境付近の三山中央商店街にあるホルモン焼肉そらかぜ(船橋市三山7-12-4、TEL047-407-0349)が2月18日から昼の営業時間帯をらーめん専門店「牛骨麺そらかぜ」として業態転換し営業開始している。

 新型コロナの緊急事態宣言を受けて夜間営業の自粛を続けている飲食業界。売上の減少を補うため同店では、昨年9月にキッチンカー事業に進出。しかし、緊急事態宣言によってイベントなども軒並み中止。キッチンカーの出店場所も無くなってしまったため新たな手を打った。

 もともとらーめんが好きだったという店主・大森容平さん。スタッフのまかないでも普段かららーめんを提供する事が多かったという。同店の看板メニューの一つ牛テールスープで「らーめんを作ってみたらおいしいのか?」と試作。思いの他、おいしかったという事でスタッフと商品化を検討。

 また、このタイミングで新規に採用したスタッフが中華料理の経験者だったこともあって本格的にらーめんを商品に加えようという話に。週末を中心に夜の時間帯は家族連れも含め、地元客が戻ってきた傾向があるという。しかし、ランチ時間帯の焼肉は思うように売り上げが上がらない状況だった…「思い切ってランチ時間帯をらーめん専門店にしてみよう」と2月17日にプレオープン。18日から本格始動した。

 「長時間の滞在になる焼肉よりも食べてすぐに退店するらーめんの方が感染症対策の観点でも良いのではないか?」と考え、らーめん専門店に。「焼肉店の牛骨ラーメン」とのぼりも掲げ水曜日を除くランチ時間帯で営業を行っている。来店客は、まだ1日10数人程度、同店の発信するSNSなどで情報をキャッチして来店してきている様子だという。

 メニューは、牛骨しょうゆ(780円)、牛骨みそ(830円)、牛骨しお(780円)の3種類。味噌らーめんに使用する「味噌」は焼肉用の味噌だれをベースに、醤油や塩も同様に出汁で割る前のスープの基「かえし」から同店でオリジナルのものをつくっているという。

 麺は同店から5分ほど離れたご近所、山田食品(習志野4-10-3)からストレートの細麺を仕入れる。「こんな時代だから、なるべく地産地消でご近所同士助け合っていきたい」と大森さん。ちなみに、「替え玉」はメニューにない。

 トッピングメニューには焼肉店らしく「ローストビーフ」(180円)や韓国のり(100円)、かいわれ、刻みしょうが(各50円)なども用意。もちろん、煮たまご(100円)、ねぎ(100円)などらーめん屋でおなじみのトッピングも用意する。コチュジャンや同店オリジナルのラー油なども味のアクセントとして利用可能だ。

 「最近のらーめん屋さんはガッツリ系が多いけど、牛骨からとったやさしい感じのスープなので年配の方にも好評です。今後は、全部乗せとか、つけ麺にも挑戦していこうと考えています」とらーめん店としての将来像も見据える。

 らーめん店としての営業時間は、11時~14時(L.O.13時半)。水曜定休。※今後の状況で変更の可能性もあり。

【過去の記事】
 三山の焼肉ホルモンそらかぜがキッチンカー参入、コロナ対策施しつつ出店場所探しも (2020年10月3日配信)
 三山中央商店街に焼き肉ホルモンそらかぜ、9月からランチ提供もスタート (2018年10月5日配信)

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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