2022年11月14日 配信

母校の開校130周年記念式典で講演する森沢明夫さん

11/14(月)葛飾小学校130周年記念式典に卒業生の小説家・森沢明夫さんが登壇

「人生をめちゃめちゃ楽しくする方法」を伝授

 葛飾小学校(船橋市印内町1-2-1)開校130周年記念式典が11月11日、隣接する葛飾中学校体育館で行われ同小学校卒業生で小説家の森沢明夫さんが登壇「人生をめちゃめちゃ楽しくする方法」について同小学校の児童約1000人を対象に講演した。

 記念式典は、2部制で実施。1部には同小学校児童・教員らに加え松戸徹市長、松本淳教育長をはじめ近隣小学校や、同小学校の歴代校長らが来賓として参加。現校長から「明治25年12月1日葛飾小学校の開校が決まり、当時の村民らの寄付によって木造校舎が建てられた。当時の校舎は現在西船橋駅がある場所に置かれていた」など同小学校の歴史が紹介された。

 その後、130周年記念事業の実行委員長で同小学校卒業生でもある石井秀樹さんが、小学校卒業時の夢が「サッカー選手と農家」だった事を明かし、現在も指導者としてサッカーに携わっている事、並行して実家の農業を継いでいることなどを紹介し「夢を持つことの大切さ」「夢は叶えることができるもの」と伝えた。

 次に、来賓代表のあいさつで松戸市長が、「葛飾小学校が開校された明治25年頃は19世紀。発明王と言われたエジソンが45才、日本で初めて電気を発電した頃だと紹介。また、2015年に葛飾中学校で講演した宇宙飛行士・山崎直子さんの「宇宙飛行士になるために必要なことはたった一つ。諦めない事、途中でやめない事だった」という言葉を引用して夢を持つことの大切さを語った。

 1部の締めくくりは同校音楽部による演奏。同小学校で昭和15年ごろから教鞭をとっていたという作曲家・斎藤信夫の「里の秋」など2曲を披露した。

2部に卒業生で小説家の森沢明夫さん登壇

 2部では、同校卒業生で小説家の森沢明夫さんが「人生をめちゃめちゃ楽しくする方法」というテーマで講演。小説家になる前にフリーライターとして数多くの成功者に会って直接「成功する秘訣」について聞いてきたこと。

 成功者にも「幸せそうな成功者」と「成功したのに不幸そうな人」の2通りがあること。その違いが「周囲の人との人間関係」にあることなど長年の経験で得た知見を紹介、幸せな成功者になるための方法を後輩たちへ「特別に」共有した。

 森沢さんによると、自分がいる場所「いま」から将来考えられる「一番大きな夢」(森沢さんの場合は「せかいへいわ」)に向かって、その範囲の中に今日直ぐに叶えられるような夢からちょっと先のものまで「大小様々な大きさの夢」をたくさん設定する、「小さな夢でも一つ一つ叶えていく事で、最初手が届かないように感じられた大きな夢が現実味を帯びてくる」と、夢を実現させていく考え方について紹介。

 「いま」から「将来の大きな夢」に向かっていく範囲に当てはまらない行動をとること、例えば「イライラすること」「人に意地悪すること」などは「大きな夢(せかいへいわ)」から離れてしまう行動になると紹介。夢を一つ一つ実現させていく過程で「大げさに喜ぶ事」で、周囲の人に応援される人になるという。また、自分の周囲の人が夢を叶えた時には一緒になって喜ぶことの大切さも話した。

 誰でも、自分の成功を自分事として喜んでくれる人と友人になりたいと考える。そうした行動を日々積み重ねていく事で、友人の幸せを一緒になって喜んでくれる人達に囲まれるようになっていくという。

 限られた人生の時間、「自分の幸せだけが幸せ」だと限られた数の幸せしか味わえないけれど、人の分も一緒になって幸せを喜べるようになることで常に幸せに囲まれる上、孤独にならない。最終的には、お金よりも人間関係に恵まれた方が幸せを感じる人が多いと講演を締めくくった。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 工事の関係で式典は葛飾中学校で開催

  • 隣接する葛飾中学校の体育館で式典を実施

  • 音楽部による「里の秋」などの演奏が披露された

  • 同校卒業生で小説家の森沢明夫さんが講演

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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