2022年03月11日 配信

つぎはし店内を借りてプレ営業を行っている釘抜さん

3/11(金)市川市真間にクラフトビール醸造所「まるやブルワリー」

文具店店主が開設目指してプレ営業開始

 市川市真間でクラフトビールのブルワリー開設を目指し準備中の釘抜克典さん(36)が「話飲茶屋つぎはし」(市川市真間4-7-23)を間借り、毎週月・火曜17時~20時の間でプレ営業を行っている。

 年内めどにブルワリー開設を目指す釘抜さんは、真間小学校前で88年続く文具店「丸屋文具店」を営む同地域の出身者。近所の小中学生からは「丸屋のおっちゃん」、近所の高齢者からは「丸屋さんのせがれさん」として親しまれている根っからの地元っ子。「育ってきた場所で大好きなビールを作りたい」と、醸造所開設を何となく考えていたという。

 プランを実行に移すことになったきっかけは、市川市内の自営業者や街づくりの若者たちで組織されている「NPO法人フリースタイル市川」理事で市川市内でコミュニティのハブになっている「アンカー市川」運営者の野口さんとの雑談だった。長年温めてきた思いを打ち明けると「やっちゃえば!?ビール作っちゃえば!?」と背中を押してくれた。

 船橋のブルワリー「船橋ビール醸造所」の立ち上げにもかかわった松井純さんがアドバイザーとして指導を担当。現在間借りでプレ営業をしている「話飲茶屋つぎはし」オーナー帆刈さんが新築しているアパートの一角を醸造所として貸し出してくれることも決まった。

 同地にゆかりの深い「手児奈」や、本八幡駅前の「藪しらず」などの地名からとった「市川の名所シリーズ」ビールや、HB(ペールエール)を基本の色として6B(スタウト※黒ビール)まで色の濃さを用意する「えんぴつビール」などの企画も。フルーツを使ったビールは「いろえんぴつビール」シリーズで提供するなどのアイディアもあるという。

 プレ営業では、県内中心に全国の国産クラフトビールや世界各地のクラフトビールを釘抜さんが選び仕入て提供。クラフトビール好きで全国のビアパブを訪ね歩いたという釘抜さんが各地の銘柄をセレクト、利用客の好みや釘抜さんのおすすめビールを詳しい説明付きで提供する。

 クラフトビールは、生樽で仕入れた各地のビール「今週のおすすめ」(800円~)、「クラフトビール入門(330ml)」(800円)、「クラフトビール中級(500ml)」(1200円)という2プライス制に加え、定番の「サッポロ黒ラベル」(500円)も用意。つまみなどの持ち込みは自由だ。ちなみに、チェイサー(水)は「消しゴム」(0円)として提供している。

 営業時間は17時~20時。営業日は月・火曜日。予約や開催の可否に関しては「まるやブルワリ―公式Twitter」のダイレクトメッセージから。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 毎週月・火17時からの営業には常連もついている

  • 本業は真間小学校前の文具店

  • 国内外のクラフトビールを飲み比べできる「まるやブルワリー」

  • 万葉集などにも登場する「継橋」から名をとった話飲茶屋「つぎはし」

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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