2021年03月12日 配信

古井さん(左端)とベトナム人スタッフ

3/12(金)津田沼パルコに「コムコムベトナム」オープン

「ベトナムの母さんの味」を再現

 JR津田沼駅前の津田沼パルコに「コムコムベトナム」(船橋市前原西2-18-1津田沼PARCOA館6F、TEL 047-455-8604)が2月25日にオープンした。

 同店は京成船橋駅直結ネクスト船橋1階にある「ベトナム食堂フォーホア」の姉妹店。2店舗を経営する古井敏博(としひろ)さんは、大阪府出身。旅行会社でベトナム担当をした経験を持つ。「ベトナム人の強いバイタリティに惹かれた。大きな家族のような横のつながりが強く、ベトナムから教えてもらったことは多い」とベトナムへの熱い思いを話す。

 船橋の湾岸部には工場が多く、日本語学校があるため、市内には3500人を超えるベトナム人が住むという。同店で働くスタッフも全員ベトナム人。「多くのベトナム人は日本に来るときに借金をしている。日本でお店を持ちたいという夢を持っている人も多く、頑張るベトナム人を応援したい」という思いからオープンを決めた。

 約29坪の店内には、カウンター席を含む51席を用意する。色とりどりのランタンが並び、異国情緒が漂う。コンセプトは、家庭料理やベトナムの母さんの味。店名の「コム(com)」とはベトナム語でご飯という意味。「デパートに入る店舗は日本人の口に合わせた料理を提供する場合が多い」と古井さん。今回は本場のベトナム料理として、ベトナムの人々が家で食べている家庭料理にこだわる。

 メニューは「ハノイ式つけ麺ブンチャーハノイ」(980円)と「あんかけ揚げフォー」(4月販売開始予定)。「ブン」とは、米で作られた丸麺で、ベトナムではフォーよりも日常的には食べられているという。そのほか「ベトナムヌードルセット」(980円~)や「ベトナムごはんセット」(1180円~)も用意する。

 「日本人はベトナム料理に対して『フォー』と『生春巻き』のイメージが強い。フォーと生春巻きだけでない本場のベトナム料理を提供し、フォーもいろいろな食べ方を発信したい」と話す。

 営業時間は11時~23時(L.O.22時30分)。緊急事態宣言中は20時まで営業、L.O.19時30分。定休日は津田沼パルコに準ずる。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 色鮮やかな店構え

  • 店内の様子

  • 「ハノイ式つけ麺ブンチャーハノイ」

  • 「あんかけ揚げフォー」(4月開始予定)

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