2020年05月12日 配信

5/12(火)駄菓子屋りゅう君の店で新サービス「出前紙しばい」

昭和の匂うおじさんが「愛馬ロケット号」に乗って

 船橋市駅北口からすぐ近くにある昔ながらの駄菓子屋「りゅう君の店」(船橋市本町5-11-14、TEL047-422-6002)で新サービス「出張紙しばい」がいつの間にか始まった。

 同サービスは、新型コロナウイルス感染症の影響で本業の駄菓子屋が自粛営業を余儀なくされ、子どもたちの外出も制限される中で大幅な売上減少にさらされたことから企画。

 同店の売上は通常時と比較して9割減少、店主の松田さんは「人がこないなら自分から行けばいい」と自らが移動するサービスを模索した。

 駄菓子屋の店主松田さんいわく「遠い親戚だ」という水野総徳斉(みずのそうとくさい)さんが出張紙芝居事業を担当。DIYによる手作り製作の紙芝居セットを「愛馬ロケット号」(原動機付自転車)にセットし、千葉県内全域を対象エリアとして出張するという。

 船橋市内は出張料無料で子ども10人までは1万円(税込み)で呼べる。参加する子どもたちには人数分の駄菓子150円分をプレゼントもあるという。

 紙芝居のストーリーは、多種多様。全て水野さんの手作り。一見手書きのように見える巧妙な加工で作られている紙芝居には、あえて昭和らしさを演出するために諸所に間違いを上塗り修正かけたようなビンテージ加工も。

 例えば個人宅に招かれた際には、観客は室内で観覧。おじさんは、庭先や窓の外から紙芝居を演じるなどの気遣いもとるという。紙芝居のストーリーは、オリジナル。「夜道は危ないよの巻」「交通ルールを守ろうの巻」「小学生ウルトラクイズの巻」「地球防衛軍出撃だの巻」などが準備されているという。

 紙しばいは参加型で、おじさんは手にハンドマスコットを装備。子どもたちには「パフ」とちょっと間の抜けた音が鳴るラッパのようなものや、手作りの太鼓のようなもの、拍子木などを手渡され「合いの手」を要求される。

 今後は紙芝居つくりのワークショップなども企画していく予定だという。

 同サービスに関する問い合わせは、TEL080-3253-0802。同店の営業時間は、13時~19時(日曜日)、15時半~19時(月・火曜日)。水~土定休。※出張できるのは、駄菓子屋りゅう君の店の営業時間外で、日・月・火以外の曜日で対応可能。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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