2019年09月08日 配信

オーナーの松田さん、新商品とともに

9/8(日)船橋駅近くの駄菓子屋りゅう君で新商品

自力自作のオリジナルストーリー絵本の販売を開始

 船橋駅北口から徒歩5分圏内にある駄菓子屋りゅう君(船橋市本町5-11-14、TEL047-422-6002)で6月から販売開始した新商品が、いろいろな意味で大手メディアなどからも注目されている。

 今回販売開始した新商品は絵本。「最新作はこれ。満を持しての販売開始。おじさんの半生がすっかり分かっちゃう絵本なんだよ」と、オーナーの松田誠さんは紹介する。著者は、オーナーの松田さんにそっくりに見える船橋市内出身の「アンデ マーセン マコト」。「アンデルセンは、アンが出るでしょ~?デマーセンは、出ないから困っちゃうんだよね~」と松田さん。作者のデマーセンと松田さん本人はあくまで別人なのだと言い張る。

 絵本は全てA3サイズのコピー用紙を切って作ったもので最新作の「幻の教室1年1組」は28ページのフルカラー。鉛筆で適当に下書きをした後、色鉛筆のようなもので彩色、文章を手書きし、完成させたものをカラーコピーで印刷しているが価格は700円(税込み)。書店で販売している大手出版社の児童書や絵本と比較しても遜色ない価格だ。

 処女作は「足げり山の銀太郎」。日本古来からの有名な童話「桃太郎」のようなストーリー展開だが、おじいさんのようにしか見えないおばあさんと、おばあさんのようにしか見えないおじいさんが登場するなど独特のユーモアが利いた登場人物が特徴的な作品。

 その後、「魔法の木」「思いでの旅路町内一周」「さぎのしっぺ恩返し」「ジョンとおれ」「ひよこ君の大冒険」「うそつき千ちゃんと小さな赤鬼」などの作品を執筆。全部で、80冊程度自作したという。これまでに10冊以上が売れたのだという。

 「買ってくれたのは大人ばかり。ちょっと子ども向けの内容じゃないかなー」と松田さん「この間、市の人がまとめてたくさん買ってくれたんだよーい~人だね~」とも。新商品の噂を聞きつけてかテレビ番組からの取材も数件オファーが来ているという。現役の駄菓子屋ということで既に何度もテレビ番組で取り上げられているが、その都度新商品を開発していることなどが受けて取材は後を絶たないという。

 これまでにも駄菓子屋のB級グルメとして「ベーたま」、自称自動販売機だけど実は手動販売機の「ラーメンパスタ販売機」、お金を入れても何も出てこない「恐怖の自動販売機」、自ら企画撮影した「おじさんのブロマイド」などでテレビ出演を果たしてきた同店。今回の絵本にも期待がかかる。

 同店は、学区を超えて近隣の小学生~中学生が集まる人気店。高校生になっても「おじさ~ん、久しぶりに来ちゃった」と高校生が顔を出すなど船橋駅近隣の子どもたちの社交場としてなくてはならない存在になっている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 子ども達の社交場。駄菓子屋「りゅう君」

  • アンデマーセンの自己紹介、松田さんに似ている

  • 絵本のレパートリー

  • 手書きの自作絵本、最新作は700円で販売している

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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