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昭和56年から連続開催してきた朝礼も初の中止
4/6（月）船橋市倫理法人会の朝礼勉強会が中止に
40年の歴史で初の中止、8日からはネット中継導入へ
船橋市倫理法人会で毎週水曜日にセミナーハウスクロスウェーブ船橋（船橋市本町2-9-3）で行われている朝礼勉強会「モーニングセミナー」が4月1日、初の開催中止を宣言した。
「倫理法人会」は、船橋市内発祥の経済団体。経営者の自己啓発や経営の勉強、朝礼の活用による経営改善などを目的に昭和55（1980）年、「千葉県倫理法人会」（事務局：船橋市本郷町460-1-102、TEL047-334-2145）を結成。現在47都道府県に「県倫理法人会」を、約700か所に市区単位で倫理法人会を組織し、6万社を超える法人が所属している。
船橋市で始まった同会では、毎週1回「モーニングセミナー」と呼ばれる朝礼勉強会を早朝6時から実施してきた。倫理経営の教科書「万人幸福の栞」などの朗読、会員によるスピーチ、各地から招致した講師の倫理経営体験談などを行っている。
船橋市倫理法人会開設以来、毎週1回の「モーニングセミナー」は元旦、大雨、台風になどの際も休まず開催されてきた。大雪で交通機関が停止した際にも幹部らが前泊するなどでしのぎ、早朝のモーニングセミナーは一度も欠かすことなく開催し続けてきたという歴史を持つ。
今年の元旦には全国に先駆け2000回記念のモーニングセミナーを船橋グランドホテルで実施、300人以上の会員が全国から祝福に駆け付け盛大に開催されたばかりだった。
40年続けてきた伝統の朝礼も「新型コロナウイルス感染症」の前に初の中止宣言をせざるをえなかった。
モーニングセミナーの中止は、3月31日付け「4月1日～20日までモーニングセミナー中止の要請」と題したFAXを17代会長・新井裕さんの名前で会員企業各社に送られた。案内文書では、モーニングセミナーだけにとどまらず、倫理経営講演会、基礎講座などの各種勉強会も中止決定が通知された。
会員の間には、「長年続いた倫理法人会のモーニングセミナーも中止。この先どうなってしまうのか…」と動揺する声が広がった。
しかし、同4日付けの会員向けFAX「動画中継によるモーニングセミナー実施のご案内」で、4月8日および15日のモーニングセミナーをテレビ会議アプリ「ZOOM」を使用し、開催すると告知。FAXにはアプリの導入～使用方法も添付され、機材の取り扱いが苦手な会員向けのサポートも充実させるという。
最新の通信手段を活用し「密集」「密接」「密閉」という「3密」を避けた「モーニングセミナー」がスタートする。
同法人会開設に尽力したとされる船橋の経営者・故「滝口長太郎」さんが眠る馬込霊園内の墓苑には、氏の生前の口癖であったとされる「打つ手は無限」の詩碑がたてられている。まさに、窮地に立った倫理法人会のモーニングセミナーは「無限の打つ手」で蘇えったと言えるだろう。
同会についての問合せは、千葉県倫理法人会事務局。TEL047-334-2145。
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください
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