2020年03月10日 配信

3/10(火)船橋在宅医療ひまわりネットワークから「新型コロナウイルス」に対してコメント、SNSの非公開グループ通じ医療者・関係者向けに

新型コロナについてひまわりネットワーク代表がコメント

 「船橋在宅医療ひまわりネットワーク」(船橋市北本町1-16-55)代表で医師でもある玉元弘次さんから同ネットワークの非公開SNSグループを通じ新型コロナウィルスに対する情報発信が3月6日夕方に行われ、関係者の間で話題になっている。

 船橋在宅医療ひまわりネットワークは、間近に迫っている高齢化社会に向けて、「介護療養が必要になった場合でも、住み慣れた社会で暮らし続けられる仕組みづくり」を目指し、保健・医療・福祉のサービスが切れ目なく一体的に提供される「地域包括ケアシステム」実現に向け、医療・介護関係者と行政が一体となって検討していくことが必要として設立された組織。

 同ネットワーク代表の玉元弘次さんは、クリニックや老人福祉施設を運営する医療法人弘成会の代表で医師。今回のコメントは、氏の知見と経験、現在までに得た独自の情報網などを判断材料として個人のFECEBOOKアカウントから発信された。

 まず、致死率のデータについて、「トリアージをしっかり行い、必要な患者を治療すれば致死率は上がらない」とし、「日本の医師は、『検査が必要』と判断した患者に対してだけPCR検査をしている。軽症患者の陽性を確認しても治療の必要性がない」とコメント。

 ほぼ自覚症状のないような者も含め、全ての患者をPCR検査することで「症状の軽い陽性患者」を不用意に増やすと混乱を招き、経済的なダメージが大きくなることを心配する。

 軽症患者がほかに感染させる可能性はあるが、「日本のやり方で急激な感染の広がりが起きていないのであればそれが結果的に正しいやり方の証明になる」として、「現時点では、軽症な方、特に子どもからの感染は少ないと考えても良い」と、説明。

 また、中国で子どもからの感染が少ないなどの例を挙げ「過度な心配はしなくても良いと思います」とコメント。「ただし、持病のある方、重度の糖尿病や肺疾患、免疫抑制剤を使用している方などは外出を控えてほしい」とも。

 最後に「私はスプレッダー、すなわち感染源となる方は20~50代と考えています」と、北海道の雪まつり、大阪のライブなどを例に挙げ見解を紹介。「重症化は一部ですが感染力があります。社会的な活動性が高いために、スプレッダーになってしまいます。もちろん全ての事例をこれで説明できませんが、概ねこのように考えてよいと思います」。

 「スプレッダー年代の方が働いているから介護施設は最もリスクのある場所」として、「倫理観を持って生活を送りましょう。発熱者は仕事をしてはいけません」と呼びかけた。感染防御については「アルコール、次亜塩素酸ナトリウムなどで感染防御を徹底しましょう。できればオゾン水を用いてほしい」と結んだ。

 オゾン水は、酸素原子3つで出来ている気体「オゾン」を水に溶解させたもの。ウィルスや微生物などの細胞成分に作用して「不活性化力」を示すことで強力な殺菌・除菌効果を持つ。主に医療現場や飲食店の厨房などの消毒・殺菌に使用されている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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