2026年04月12日 配信

4月26日、にちよう市が初開催される御瀧不動尊

4/12(日)御瀧不動尊で初の「にちよう市」 

花プロジェクト発、地域交流の場創出へ

 船橋市内の御瀧不動尊(船橋市金杉6-25-1)で4月26日、地域交流イベント「にちよう市」が初開催される。

 花壇整備などを行うボランティア団体「花プロジェクト」がきっかけとなり、初開催が決まった。キッチンカーや手作りマルシェなど計20店舗以上が出店する予定で、寺院の新たな活用と地域への周知を目的としている。

 花プロジェクトは約5年前、菊地正徳さん(69)が散歩途中に参道の清掃を始めたことがきっかけではじまった。飲食業に43年従事し退職を考えていた頃、「毎日散歩する中で、参道の落ち葉などが気になり、自分にできることを」と一人で掃き掃除を始めた。その後、寺の関係者と協力し花を植え始めていくことで、現在の活動へと発展した。

 活動は徐々に広がり、花壇整備や樹木の剪定、山林の伐採などへ発展。かつて「あじさい寺」として知られた歴史を背景に、現在は紫陽花の再生にも取り組む。暗く人が入りづらかった山道は整備により見通しが改善、地域住民の散策路としての再生も間近なところまで進んできた。

 今回の「にちよう市」は、こうした活動含め御瀧不動尊や地域のボランティア活動を広く知ってもらうための試みの一環として企画された。菊地さんが別の仕事で一緒に働いている同僚がマルシェ開催場所を探していたことから同寺を繋ぎ実現したもので、SNSでの出店募集には数百件の応募があったという。主催者側は「まずは人が集まる場をつくり、寺の存在を知ってもらうこと」を重視している。

 菊地さんは「会社と自宅の往復だけだった生活から、ここで人の輪が広がった。掃除や花植えを通じて地域とつながれることが何よりの喜び」と話す。今後は紫陽花の本格的な再生を進め、将来的には「あじさい寺」としての復活も視野に入れる。

 「にちよう市」を通じて来訪者を増やし、活動への参加者や理解者を広げることで、寺と地域の新たな関係づくりを目指す考えだ。

 「まずはこの場所を知ってもらい、気軽に来てもらえれば。そこからまた新しいつながりが生まれればうれしい」と、菊地さん。

 同寺では、この活動以外にも6月の「ほたる鑑賞」に向けた環境整備ボランティアや4月におこなわれる「御瀧ソーラン」などの各種イベントも行われているが、いずれも近隣住民や市民が主導となって企画・実施されている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • にちよう市のポスター

  • にちよう市の出店者詳細

  • 花壇の手入れから始まった花プロジェクト

  • 参道の花樹などを手入れする菊地さん

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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