2025年11月01日 配信

市船・県船が協力して20歳未満飲酒防止を呼び掛けた

11/1(土)市船・県船の生徒が船橋駅で「飲酒運転ストップ」呼びかけ 

船橋税務署と警察が合同啓発

 船橋酒類業懇話会は、船橋税務署、船橋警察署、市立船橋高校、県立船橋高校の協力を得て10月29日、「20歳未満の者の飲酒防止・飲酒運転撲滅キャンペーン」をJR船橋駅北口で実施した。

 午後4時から約1時間、通勤客らに啓発用ティッシュを配布し、飲酒運転根絶を訴えた。

 この取り組みは、未成年者の不適切な飲酒を防ぐとともに、飲酒運転による交通事故をなくすことを目的としたもの。

 船橋酒類業懇話会の呼びかけに応じる形で酒類行政を担う船橋税務署と、飲酒運転取締りを行う船橋警察署が連携した。

 税務署関係者は「お酒の正しい理解と節度ある消費を広めたい」と話し、警察関係者は「県内の交通事故死者数の中でも飲酒が関与するケースをゼロにしたい」と強調した。

 キャンペーンには、船橋税務署や船橋警察署などの職員、船橋酒類業懇話会や酒販組合の関係者が参加、酒類関係企業からの協賛も得た。

 市立船橋高校と県立船橋高校の生徒たちは、生徒会やボランティア部として参加し、駅利用者に笑顔で声をかけティッシュ配布などに協力。

 会場には、税の啓発キャラクター「いーたくん」や「マイナちゃん」、千葉県警のマスコット「シーポック」なども登場、家族連れや子どもたちの注目を集めた。

 松戸徹船橋市長も駆けつけ、通行人にティッシュを手渡しながら「飲酒運転のない安心安全な街を目指そう」と呼びかけた。

 主催者によると、今回の取り組みは飲酒防止だけでなく、「税」や「社会制度」への理解を深める主権者教育の一環としての意義もあるという。

 船橋税務署・築山署長は「税や法律を支えるのは次の世代。若い人たちが社会の仕組みを理解し、自ら考える契機にしてほしい」と話した。

 キャンペーンは毎年秋に実施しており、近年は高校生やプロスポーツチームなどの協力を得て行っているが、今後も官民が連携し、地域ぐるみで飲酒運転防止を呼びかけていく方針だという。

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 税務署・警察署・学校のコラボ事業

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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