2025年06月30日 配信

体験型住宅を活用した子ども食堂の開催

6/30(月)運動公園前で子ども食堂「てんこ森カフェ」 

モデルハウスでの食堂開設は初の事例

 船橋市運動公園前にあるモデルハウス「アイフルホームのあそべる家」(船橋市夏見台5-8-19)を会場に、6月27日、認知症カフェ「てんこ森カフェ」(代表・大畠未来乃さん)が子ども食堂をプレ開催した。

 「てんこ森カフェ」は、市内で活動するケアマネジャーの大畠未来乃さんが約2年前から開催している認知症カフェ。シェアスペースとして貸し出されていた同施設で、地域の人が集まる場をつくりたいと、毎週金曜日に開いてきた。

 町会や自治会などの地域住民のほか、福祉関係事業所や子育て関係者など、幅広い層が参加している。以前から大畠さんは、高齢者だけでなく、子どもや子育て世帯も一緒になって楽しめる場所をつくりたいと考え、「ごちゃまぜ形式」の子ども食堂の開設を計画していた。

 「多世代が交流することで、お互いに大きな学びや気付きがある。みんなが参加できる居場所をつくりたかった」と大畠さんは話す。

 当日は、開始直前に集中豪雨があり来場が懸念されたが、近隣住宅へのポスティングやSNSでの情報発信などを通じて、約20人が参加した。今後は、近隣の小・中学校や高校などと連携し、ボランティアスタッフの受け入れも予定しているという。

 この日は、同施設で7月から正式開催を予定している「駄菓子屋」も午後2時ごろからプレ営業を実施。船橋市場の菓子問屋「山下商店」から仕入れた駄菓子を、子ども店長が販売する形式で行い、接客だけでなく会計も子どもたちが担った。

 同施設では今後も、イベントやマルシェ、講座・講演会などの開催を希望する人に向けて、場所貸しを広げていく方針。キッチンや施設を実際に利用してもらうことで、住宅設計や商品企画にも活用していくことを視野に入れているという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「子どもと接する機会ができてうれしい」とボランティアメンバー

  • 地域住民がボランティア参加

  • おむすびと豚汁の子ども食堂メニュー

  • 子育てに特化した体験型住宅での子ども食堂

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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