2025年06月29日 配信

船橋市内で展開する40食堂の代表者が集合

6/29(日)ふなばし子ども食堂ネットワーク第3回総会 

活動報告や会則変更に40食堂運営者が集結

 ふなばし子ども食堂ネットワークの第3回総会が6月29日、船橋市中央公民館(千葉県船橋市本町2-2-5)で開かれ、2024年度の活動報告や収支決算、新年度の事業計画、会則変更などの議案が審議された。

 同ネットワークは2017年に設立され、市内の子ども食堂が連携しながら活動を展開している。現在40以上の団体が加盟しており、2024年度はサマーフェスティバルや子育て応援メッセへの参加など、多様な地域交流イベントを実施した。会食形式やフードパントリー形式の活動が継続され、年間を通して安定した支援が行われた。

 総会では、2025年度の組織体制の変更が大きな議題となり、従来のエリア区分を市の行政区に準じた「東・西・南・北・中央」の5ブロックに再編する案が可決された。活動の効率化や地域特性に即した運営を目的としたもので、一部地域では交流の実情を踏まえ柔軟な対応も図られた。

 また、子ども食堂を運営する団体が満たすべき基準を定めた会則第4条も併せて改正された。所在地に基づくエリア所属の明記や非営利性の要件などが明文化された。新年度の予算では、活動支援金を前年比で増額するとともに、既存経費の圧縮、賃借料削減にも取り組む計画が示された。

 当日は生活福祉資金に関する説明も行われ、教育支援資金の制度紹介や利用方法について、参加者への周知が図られた。また、柔軟剤や芳香剤による健康被害の事例を共有し、今後の活動に配慮を求める声も上がった。

 新たに「わくぱく子ども食堂」「ケアパ食堂」など3団体の加盟が報告され、ネットワークの拡充が進んでいる。役員体制は大きな変更なく継続されるが、来年度に向けて現在の東西南北4エリア制から中央を加えた5エリア制への再編に伴う調整が見込まれている。

 会の最後には「これまで積み重ねてきた経験をヒアリ・ハット集としてまとめることで、今後の支援体制の強化につなげたい」と、及川恵会長が抱負と今年度の活動方針を述べた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 2025年期には3つの子ども食堂加入が予定されている

  • エリアごとに連携して情報を共有する仕組みを構築

  • ふなばし子ども食堂ネットワークは東西南北に中部エリアが追加

  • 午後の部に行われたゲートキーパー研修の様子

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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