2025年05月22日 配信

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5/21(水)「船橋障がい者スポーツ協会」から「一般社団法人船橋市ユニバーサルスポーツ協会」に

社会的により価値のある団体に

 2011年に設立した「船橋障がい者スポーツ協会」は昨年5月「船橋市ユニバーサルスポーツ協会」に名称変更をし、さらに12月には「一般社団法人船橋市ユニバーサルスポーツ協会」(船橋市薬円台1)を設立。5月11日、1回目となる社員総会が行われた。

 同団体を立ち上げたのは、1976(昭和51)年から船橋に住む髙橋久吉(きゅうきち)さん。スポーツ関連の仕事をしていた高橋さんは2000(平成元)年に早期リタイヤを決断。障がい者のスポーツ・レクリエーションの指導員の資格を取得したり、資格を持っている人たちを集めて障がい者の人たちのサークルを立ち上げた。

 「近所に車椅子のご夫婦がいらして。その方たちにもスポーツを楽しんでもらいたいと思ったことがサークルを立ち上げたきっかけでもある。その活動の中で、スポーツに特化した交流の場を作りたいと思って協会を設立した」と高橋さんは話す。

 「『パラスポーツ』と聞くと障がい者がやるスポーツというイメージを持つ人が多い。けど、私が目指しているのは、障がいがある人も健常者も、みんなで一緒にスポーツを楽しもうよ、ということ。だからパラスポーツではなくて、ユニバーサルスポーツ協会という名前に昨年変更した」と高橋さんは振り返る。

 法人となって1回目の総会には46人が参加した。総会では、昨年の活動報告と、今年度の事業計画の発表があった。昨年度の事業報告として、ユニバーサルスポーツ教室への参加数は延べ3000人だったこと、主催した「船橋市卓球バレー交流大会」への参加数は延べ800人、ウオーキングフットボール交流大・体験会は参加数約100人だったことも報告があった。

 高橋さんは「一般社団法人を設立することで、より企業などから助成を受けやすくなったりもする。企業さんから協賛などをいただいたりしていくことで、より社会的に価値ある団体になれれば」とも続ける。

 「夢は車いすの寄付をいただき、車いすバスケのチームを作り、いつか千葉ジェッツと車いすバスケで対戦すること」と高橋さんは微笑む。

 今年の事業計画には「車いすバスケットボール教室」を開始することも計画の中にある。同法人は、ウオーキングフットボールやモルック教室も開催するなど、さまざまなユニバーサルスポーツを今後も普及していく方針だ。

関連サイト:
https://funashosupo.amebaownd.com/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • レクダンスをする会員ら

  • 法人代表、高橋久吉さん

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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