2025年04月26日 配信

地産

オーナーの田村さん(写真右)と店を任されている堀之内さん

4/26(土)船橋にイノベーティブレストラン「YORI」 若手育成も視野に

元調理師専門学校講師の田村さんが開業

 船橋駅南口に広がる繁華街から少し離れた住宅街の一角に4月15日、イノベーティブレストランという新しいジャンルに挑戦する「YORI(より)」(船橋市南海神1-8-5、TEL047-407-1566)が開業した。

 オーナーシェフの田村昌哉さん(37)が、「若手料理人の育成と地域との縁を大切にする」コンセプトのもと、自身の経験と想いを込めて立ち上げた。

 店名「YORI」は、「ご縁」「店に寄る」「糸を撚る」「よりすぐる(厳選する)」「今日より明日へ」といった五つの意味を持たせたもので妻の真理さんと共に考案、「多くの人との縁を大切にしたい」という思いを込めたという。

 店舗は、かつて寿司店だった建物を改装し、コンパクトな空間をオープンキッチンのカウンター席メイン、照明を落とした非日常空間に仕上げた。店舗面積11坪、カウンター9席。

 料理はジャンルにとらわれない「イノベーティブ」を掲げ、和食、中華、フレンチなどの要素を取り入れるスタイルを採用。フレンチの若手料理人・堀之内拓郎さん(28)を中心に、月ごとにテーマを設定し、メニューを刷新する。田村さんは「クラシックな技術を基盤に、新しい表現を模索してほしい」と語る。

 また、同店は地域食材の活用にも注力しており、千葉県産のジビエやクラフトビール、地元野菜などを積極的に取り入れていく方針。今後は船橋市周辺の食文化の発信拠点となることも目指すという。

 日本酒は、習志野台の「酒のはしもと」を通じてビンテージものの日本酒も用意。ワインやビール、シードルの醸造を学び「竹鶴」で日本酒造りも学んだ経験をもつ友人に酒選も任せ、内装デザインも友人のデザイナーに依頼するなど地域活動で培ってきた人脈をフル動員して開店に臨む。

 営業は完全予約制で、ディナーコースはウェルカムドリンク込みで9,500円。営業開始は18時、18時半より料理の提供を一斉スタートし、閉店は22時30分まで。水曜と日曜には限定でランチ営業も行う予定で、価格は4,000円から。

 田村さんは「この場所を通じて、若手料理人たちが成長し、新たな挑戦に羽ばたいていけるような環境をつくりたい。まずはこのチームで、皆さんに喜んでもらえる店を育てていきたい」と意気込みを語った。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 師弟関係から経営パートナーへ

  • 9席限りの特別な体験を演出する

  • 和食、フレンチ、イタリアン、中華の各技法を掛け合わせる

  • 予約制のコース料理のみ提供

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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