2025年04月09日 配信

参拝者に振る舞われた甘茶と花の種

4/9(水)御滝不動尊で釈迦の誕生を祝う「灌仏会」

「第12回花祭り吟詠大会」も同時開催

 「御滝不動尊」の呼び名で親しまれる、御瀧山金蔵寺(船橋市金杉6-25-1)で4月8日、「灌仏会(かんぶつえ)」と「第12回花祭り吟詠大会」が開催された。

 灌仏会は、釈迦の誕生を祝う仏教行事。一般的には「花祭り」と呼ばれているもので、日本では原則として毎年4月8日に行われる。

 同寺の本堂前には花御堂が用意され、参拝客は花御堂内に安置された仏像に柄杓で甘茶をかけて祈願したり、振る舞われた甘茶を飲むなどして参加した。参加者に花の種の配布も行われた。同寺では花祭り限定の御朱印も用意され、窓口に申込者が列を作る様子も見られた。

 同寺の住職・梨本匡俊さんは「花祭り自体は創建当初から行われていたが、催しとしては花御堂ができてから。甘茶の振る舞いや花の種の配布も、40年以上続いている」と話す。「仏像に甘茶をかけるのは、お釈迦様が誕生した際、天から甘い水が降り、その雨水で産湯に浸かったという言い伝えに由来しているから」とも。

 境内では、10時30分ごろから「桜吟会 御瀧桜祥教室」が主催する「第12回花祭り吟詠(詩吟)大会」も開催された。

 教室長・髙田龍平さんの開会の言葉、師範・宮内龍英さんの挨拶の後、参加者全員で吟じる「花笠音頭」を皮切りに、23名の吟詠家が「春暁」や「花筏」などの独唱を披露した。

 詩吟大会受付の女性は「毎年、お不動様に奉納するため詩吟会を開催している。コロナ禍では中断したこともあったが、無事に再開でき、今年も奉納できてよかった」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 観音堂前では詩吟大会も行われた

  • 金蔵寺本堂

  • 花御堂の中には小さな仏像が

  • 花祭り限定の御朱印

この記事を書いた人

中山 亜貴子

中山 亜貴子

2017年から船橋市在住。
市民ライターとして、知れば知るほど好きになる船橋の魅力を発信したり、素敵な人々と繋がれることにやり甲斐を感じています。
「チームふなばし」の一員として、船橋を盛り上げていきたいです!
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