2/11(火)福祉と書店が融合「はりねずみ図書館 松が丘」
就労支援B型事業所と空き家、街づくりがコラボ
福祉と図書館が融合した新しい施設「松が丘はりねずみ図書館」(船橋市松が丘3-23-20、TEL047-773-1365)が2月1日に開業した。
同施設は、就労支援を目的に設立され、利用者は本の登録作業などを通じて、社会参加や自立に向けたスキルを身につけることができる。
運営するのは、就労支援B型事業所を展開する「株式会社天下泰平」(本社・船橋市本町4-34-13)。同施設のサービス管理提供責任者平岩真弓さんは、「本好きな人が活躍できる場を提供したかった。自分のペースで作業できる環境を整えた」と語る。
施設内には個別ブースや共同作業スペースが用意されており、利用者の特性に応じた環境で作業ができる。現在、5人が体験利用中で、今後は最大20名の受け入れが可能。また、近隣の関連法人が運営する民間図書館とも連携し、施設外就労の機会が可能。
人との接触が苦手な特性をもつ人達の利用を想定し、一人で黙々と作業できるスペースや横並びで作業できるスペースなども用意。主たる作業は関連するNPO法人情報ステーションが全国で運営している「民間図書館」から本の登録や仕分けなどを1冊10円~50円程度で受託している。
高根公団駅や北習志野駅まで送迎サービスも運行。自転車での通所が可能な利用者も多く、地域に根差した支援を目指す。さらに、3月8日には習志野袖ヶ浦団地で開催される「団地いどばたマーケット」にも参加し、施設外就労の一環として本の販売を行うなど活躍の場を広げていく。
代表の岡さんは「地域とのつながりを大切にしながら、利用者が自立できる仕組みを整えていきたい」と展望を語った。
施設利用などの問い合わせは、TEL047-773-1365から。
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