2025年02月14日 配信

2/14(金)山形県食材と山形地酒の店「なごとむべ」

夫婦で伝える山形の味覚

 山形の食材をふんだんに使用し、夫婦で営む和食店「なごとむべ」(船橋市習志野台3-2、TEL 090-9287-2767)が昨年8月18日に開店、間もなく開店から半年を迎え、温かな雰囲気と季節感あふれる料理が近隣住民から評判を得ている。

 新京成線・東葉高速鉄道北習志野駅徒歩3分ほどの立地にある同店は、山形出身の料理人・川島和明さんと、地元八木ケ谷出身の妻・郁子さんが夫婦で営んでいる。かずあきの和(なごむ)と郁子(むべ)から店名を命名した。

 同店では、山形県食材を活かした料理を提供しており、季節ごとの味覚が楽しめる。「山形の食材を通じて、地元の生産者の思いも届けたい」と語る川島さん。

 もともと洋食中心の飲食業態で修業してきた和明さん、独立を意識するようになり地元山形の食を紹介する店を開きたいと和食の勉強を重ねてきた。

 山形県の契約農家から仕入れる野菜や山菜、キノコなどの食材に加え、山形の純米酒・ワインも並ぶ。夫婦に山形の純米酒を教えたのは「酒のはしもと」(習志野台)店主の正木さん。夫婦が20代前半の頃から蔵元や店を連れまわし日本酒の知識を指南したという。

 地元出身で接客を担当する郁子さんは「お客様にとって気軽に足を運べる、温かい居場所でありたい」と話す。「夫婦で正木さんのファン、近くで開業したいという思いがあってこの場所を選んだ」とも。

 メニューには「金柑とモッツアレラチーズの生ハムマリネ」(680円)や「前菜5種盛り合わせ」(1380円)などが並び、食材の豊かな風味を存分に味わえる。

 「鯉川」など山形県産の純米酒を中心に全国各地から取り寄せる酒を提供(いずれも880円)するほか、国産ワイン(1100円~)も揃える。

 店内は郁子さんの父が手掛けた木工カウンターやテーブルが配置され、温もりある空間を演出。「山形の味覚と酒で船橋市を盛り上げていきたい」と和明さんは意気込む。

 営業時間は17時から23時(ラストオーダー22時30分)、定休日は火曜・水曜。

 今後、地元でのアーティストなどとの連携を視野に音楽イベントと開催などでも地域への貢献と活性化を目指している。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 内装の仕上は和明さんも手伝って完成させた

  • 燗で純米酒を美味しく飲めるよう食事を提供

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube
  • TikTok
  • Webサイト
スポンサードリンク

記事の場所