12/15(日)船橋の社会人サッカーチーム「船橋FC」でチームオーナー募集開始
ブロックチェーン技術使用で権利を担保
船橋市を拠点に活動する社会人サッカーチーム「船橋FC」は12月12日、NFT技術(非代替性トークン)を活用してチームのオーナー権販売を開始、2030年に日本サッカーリーグ(JFL)昇格を目指すことがわかった。
チームは1972年に活動を開始。小中学生を対象とした船橋市の選抜チームの教育・運営。幼年期児童を対象としたスクール運営などを通じ地域社会に参加・貢献してきた。
2024年から一般社団法人船橋FCスポーツクラブ(代表:梶原健)が運営を引き継いだ。代表の梶原さんは千葉ジェッツふなばし創設者で、ジェッツ退任後は各地でスポーツチームオーナーを歴任してきた。
「プロスポーツチームはある程度の規模感になると運営を大手企業に委ねるようになり、地域との接点が薄くなる。船橋の人口規模であれば地域貢献とチーム運営を両立させられるのでは」と新天地でのチャレンジを決め6月から前職を辞し、チーム経営に合流した。
オーナー兼を担保するNFT(非代替性トークン)を販売することで今後のチーム運営に携わるメンバーを募集するとともに経営権を持ちつつ「ジブンゴト」として実務に当たるスタッフも確保する狙いも。
クラブ運営の管理には「DAO(分散型自立組織)」を活用。1口5万円で500口を上限に公式ホームページで販売する。運営に携わるメンバーが平等に発言権を持ち選手や監督の採用などチーム運営に関する大部分に「投票」という形で参加出来る。
チームによれば、「DAO型組織でスポーツチーム運営全般を管理するのは全国初の取り組み」。25年には単価を下げた追加のNFT販売でさらなる成長に向けての資金調達も視野に入れる。
「世界で一番地域に貢献するチームを目指し、市民参加型の組織でJFL昇格を目指す。船橋市の人口規模であれば実現は可能」と梶原さん。
ブロックチェーン技術はインディースクエア(東京都渋谷区)代表の星野裕太さんが経営に参画することで補完する。地域コミュニティ担当に弊誌代表の山﨑健太朗が就任。広報や地域コミュニティとの連携などで培ってきた経験を活かす。
今後は市内に専用練習場確保やチーム運営に必要な各種ノウハウをもった企業との連携を増やしていくことで基盤強化をしていく。現在チームは千葉県リーグ2部に所属。
この先、1部昇格、関東リーグへの昇格を経てJFLとの入れ替え戦に臨んでいくが、専用練習場や専用スタジアムの確保、年間を通じた来場者数の確保、運営面の基盤整備など段階に応じて整備していく必要があるという。
販売は船橋FCホームページから。
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