2024年12月07日 配信

市民ギャラリーの齊藤浩憲館長(写真右)

12/7(土)船橋市民ギャラリーで「アレも、コレも、船橋市所蔵作品展」 

ふなばしアートカード作成を記念して

 船橋市が所蔵する近代から現代にかけて活躍した市ゆかりの作家作品650点の中から、選りすぐり44点を採用したふなばしアートカードを作成。

 これを記念した企画展「アレも、コレも、船橋市所蔵作品展」を12月15日まで船橋市民ギャラリー(船橋市本町2-1-1船橋スクエア21ビル3階)で開催している。企画は船橋市および船橋市公園協会。

 アートカード作品44点それぞれの作品・作家が船橋市とどのようなゆかりがあるのかを説明したボードとセットで展示されている。

 船橋市で最も多く作品を所蔵している洋画家の椿貞雄は、長く船橋市に住み旧船橋小学校の美術教諭として勤務していた。

 椿は、本町で清川病院を経営する2代目・清川弘道氏、3代目・尚道氏の支援を受けて作品作りを続けた。1986年、尚道氏が清川記念館を設立、1997年に閉館するまでに代々清川家が収集してきた作品は一般公開されていた。

 1999年、2000年に「船橋市と市民の文化の発展のために」と美術品や文化財を寄贈。「清川コレクション」として現在でも市で所蔵している。

 また、版画家で洋画家の牛玖健治は、湊町小学校で美術教諭として勤務。湊町小学校の校章をデザインやときわ書房のブックカバーデザインなども手掛けた経緯があるという。

 こうした作品や作家にまつわる話をまた、13日14時からのギャラリートークで解説、作品の世界を深く知り、船橋市とのゆかりを知ることのできる企画展となっている。

 さらに、14日14時からは美術フォーラムも実施。ふなばしアートカードを使った対話型鑑賞についての説明やファシリテーターを希望者を対象とした体験会も実施する。

 開場時間は10時~17時(金曜日は19時まで)。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 学芸員の益子美華さん

  • 船橋小学校で美術教員として勤務した椿貞雄の作品も並ぶ

  • 北大路廬山人の作品も展示

  • 市民ギャラリーでの開催

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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