2024年10月11日 配信

日本古来の伝統武術を継承している神長さん(前列左から2人目)

10/11(金)船橋市場隣接の武道センターで「日本傳統武術演武大会」

古流拳法などの宗家・神長成佳さん10周年追悼で

 日本伝統武術などの複数流派宗家としてその技と精神を引き継いできた故・神長成佳さんが他界して10年の節目に師を偲んで弟子や関係者らが船橋市武道センター(船橋市市場1-3-1)で11月4日、「日本傳統武術演武大会」を行う。

 今回参加する古武術などの流派は、神道天心流拳法(船橋市)、本體高木揚心流柔術(船橋市)、天津鞴韜九鬼神流棒術(船橋市)、虎倒流骨法術(船橋市)、本體馗神澄水流九鬼神伝打拳体術(鎌ヶ谷市)など船橋中心に近隣市町村及び関西・中国地方など各地から12流派・団体。

 演武に参加するのは40人ほどを予定。当日は関係者やファンなどの含め100人程度の参加を見込んでいる。当日のプログラムや演武の順番などは未定。

 今回の主催は、神長成佳さんの実子で本體高木揚心流柔術、天津鞴韜九鬼神流棒術など流派を宗家として引継ぎ、他の流派とのパイプ役などを務めながら父が引き継いできた日本伝統武術を後世に伝えようと活動している神長久さん。

 成佳さんが伝統武術にふれたのは昭和13(1938)年頃。先々代の宗家で伝統空手などの免許皆伝を受けた上野貴さんが船橋に滞在、本町で拳法道場をひらいた際に入門したという。

 その後、生徒集めや事業継承がうまくいかず全国で古武術道場の閉鎖が相次いだというが成佳さんは、他の流派からも免許皆伝を受け道場を広げていった。

 10年前の成佳さん逝去によって実子の久さんが宗家を継ぎ、他の流派は志を同じくする仲間に託し、本業の傍ら船橋市武道センターなどを会場に週1回~月2回程度の稽古で道場運営を続けている。

 演武大会問合せは、047-422-0109(事務局:神長事務所内)。観覧無料、大会誌を購入希望の場合は一冊500円。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 宗家の父から引き継いだ古流拳法などの技

  • 現・宗家を引き継いだ神長久さんが得意とする棒術

  • 宗家として各流派を守ってきた故・神長成佳さん

  • 前回開催の様子

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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