2024年10月05日 配信

左から管理責任者の浦上さん、サービス提供責任者の佐々木さん

10/5(土)大穴北「くまさんヘルパー訪問介護」が開業半年

准看護師が立ち上げ

 船橋市や市川市などを対象エリアとする「くまさんヘルパー訪問介護」(船橋市大穴北4-15-3、TEL 047-4026-254)が10月1日、サービス開始から半年を迎えた。

 代表の浦上莉奈さんは船橋市金杉出身。高校で看護科に通い准看護師の資格を取得した後、2人の子どもを育てながら病院やデイサービスなどで約5年働き、今年4月に同サービスを開業した。

 開業の理由について浦上さんは「今住んでいる地域に訪問介護のサービスがなく、困っている人も多いだろうと考えた。病院や介護施設よりもさらに利用者に寄り添える、身近な訪問介護をやりたかった」と話す。「働く介護士にとって、よりよい労働環境を作りたかった」とも。

 同サービスでは、高齢者や重度障がい者を対象とした訪問介護のほか、特定の研修を受けて資格を持つ介護福祉士が行う、喀痰(かくたん)吸引や経管栄養などの医療行為にも対応する。

 さらに、病院の付き添いや生活用品の買い出し、庭の掃除など、介護保険外での生活支援も請け負う(15分750円〜)。「契約を交わせば健常者でも利用できるサービス。気軽に使ってもらえるよう、一般的には15分800円〜850円程度のサービスを、うちでは750円で提供している」と浦上さん。

 「病院での看護経験を生かして、利用者の細かい状態の変化への対応や、ほかの介護士からの相談にも乗ることができている」とも。

 スタッフの佐々木理沙さんは「特に独居の利用者から『あなたが来てくれるだけでうれしい』と、来訪そのものをよろこばれることが多い。コミュニケーションをとるのも仕事のひとつ」と話した。

 浦上さんは「介護や障がい福祉の相談も無料で受け付けているので、気軽に電話や、直接来所してもらえたら」と話し、「有難いことに利用者が増え、正直人手は足りないところもあるが、笑顔と思いやりを忘れず、質と満足度の高いサービスを提供していきたい」と意気込んだ。

 事務所の電話受付時間は8時~17時。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 病院から戻った利用者の帰宅を介助する様子

  • 経管栄養法を行う浦上さん

  • 生活援助で調理も行う

  • 相談所も兼ねた事務所

この記事を書いた人

中山 亜貴子

中山 亜貴子

2017年から船橋市在住。
市民ライターとして、知れば知るほど好きになる船橋の魅力を発信したり、素敵な人々と繋がれることにやり甲斐を感じています。
「チームふなばし」の一員として、船橋を盛り上げていきたいです!
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