2024年07月12日 配信

ゆったりした座席は三番瀬海浜公園をイメージした青で統一

7/12(金)プラネタリウム館がリニューアル

天の川や星の瞬きまで鮮明に再現

 船橋市総合教育センター「プラネタリウム館」(船橋市東町834)で7月7日、リニューアルを記念したオープニングセレモニー及び特別投映が開かれた。抽選で選ばれた30組82人が、新投映機での七夕の星空を鑑賞した。

 2023年11月から、リニューアル工事のための休館となっていた同施設。「コスモくん」の愛称で36年間親しまれた投映機に代わり、新たに「Pandora II(パンドラツー) EX」を導入。これまで投映できた恒星が9000個だったのに対し、新たな機械では4000万個の恒星を投映。200個以上の星雲星団や、天の川を構成する微かな星の光まで再現することができる。

 投映機に加え、館内の全面リニューアルも実施。座席は255席から145席に減らし、ゆったりと座れる広い座面に変更した。10台分の車いす用スペースも備える。館内入ってすぐの展示スペースには、銀河眺望ディスプレイなどを新たに置いた。

 セレモニーのあいさつで松戸徹船橋市長は「35年以上投映してきたコスモくんから、性能がグッとアップした。2023年はドイツで近代的なプラネタリウムが誕生してから100年の節目の年だった。リニューアルしたプラネタリウム館が、新たな100年を共に歩み出せることをうれしく思う」と話した。

 「今回のイベントに600人を超える応募があったことからも、市民の関心の高さをうかがうことができる。プラネタリウム館をきっかけに、科学や理科に興味を持ってもらえたら」とも。

 新たな投映機の点灯式の後は、この日のための特別プログラム「七夕の星空」を投映。集まった人たちは、プラネタリウム館名物の生解説とともに、天の川や季節の星座を鑑賞した。

 セレモニーで点灯スイッチを押した八木が谷小1年の五十嵐圭くんは「星がいっぱいでとてもきれいだった」と笑顔を見せた。

 一般投映は7月13日から。 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 点灯式。左から八木が谷小学校1年生五十嵐圭くん、松戸市長、小栗原小学校5年生富本亜美さん

  • 新投映機が映し出す星空。小さな星の瞬きまで再現

  • 館内入ってすぐの展示スペースも新しく

  • 展示スペースには36年間活躍した「コスモくん」も

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