2024年06月08日 配信

非日常感を演出する内装

6/8(土)習志野台の洋菓子店「シャルメ」が2周年

「レストランで食べるようなデザートを家庭でも」

 フランスでの修業経験を持つパティシエが腕を振るう「パティスリー ブーランジェリー シャルメ」(船橋市習志野台5−23−23、TEL 047-490-2424)が6月10日、オープン2周年を迎える。

 店主の市川知幸さんは八千代市出身。子どものころからお菓子作りや調理に興味があり、都内の調理師専門学校を卒業後、当時習志野台の同所にあった「パティスリー ラ・パージュ」(現在は市川市八幡3)などで約8年間勤めたのち渡仏。パリの老舗レストランに1年勤め、帰国後は銀座のレストランでデザート部門のリーダーを任されるなど、調理歴は合わせて16年になる。

 店名の「シャルメ」はフランス語で「魅了する」という意味。市川さんは「食べ進めるうちに変化し、最後の一口までフォークが止まらないよう工夫をしている。五感で楽しめる魅力的なスイーツを味わってほしい」と店名に込めた思いを話した。 

 黒くシックな外観が印象的な店舗は、渡仏前に勤務していた「ラ・パージュ」から引き継いだもの。「以前勤めていた縁で、ちょうど独立を考えていた時期に店主の松井さんから声をかけられた。移転まで時間があったのでじっくり考えることができた」と市川さんは振り返る。

 約25坪の店内にはアンティーク家具やドライフラワーなどを飾り、フランスの雰囲気を演出する。入り口正面のショーケースには「ショートケーキ」(620円)や「リュバーブリッチ」(650円)などのケーキ類が約20種類並ぶ。市川さんは「ショートケーキのイチゴは八千代市のものを使用し、4種類の生クリームを独自のバランスでブレンドしている」とこだわりを明かす。

 ケーキの他、「バニラ」や「アップルブラックベリー」など約15種類のマカロン(各310円)や、約25種類以上の焼き菓子(790円~)、「クロワッサンザマンドルージュ」(340円)などのパン類を8種類扱う。「焼き菓子は日持ちするので贈り物としても人気」と市川さん。プチギフト用の箱は、花や行事など季節に合わせたものを取り扱う。

 「レストランで食べるようなデザートを、気軽に自宅で楽しんでほしい」と話す市川さん。「今後は船橋産のフルーツを使ったスイーツづくりにも力を入れたい」と地産地消への意欲を見せる。

 営業時間は11時〜19時。火曜定休、月曜不定休。駐車場4台。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • オーナーシェフの市川さんと妻の理沙さん

  • ショーケースの中には色とりどりのケーキが並ぶ

  • こだわりの詰まったショートケーキは幅広い世代に好評

  • 黒を基調としたシックな外観

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