2024年05月30日 配信

同講座の趣旨を話す梶原崇弘院長

5/30(木)板倉病院で「お酒の飲み方教室」開催

病院で学ぶ正しい飲み方酔い方

 船橋市役所近くの板倉病院(船橋市本町2-10-1、TEL047-431-2662)で5月25日、同院で3回目の開催となる一般市民向けの「お酒の飲み方教室」が開催され、約30人が参加した。

 地域における市民と病院の連携を目指した地域医療を実践している同院。病気になる前から病院を知ってもらうことで、症状が重くなる前に気軽に相談してもらえる場所を目指し、これまでも子ども達が病院内の仕事を体験する職業体験「いたくらメディカルクリニック」や「いたくらラテアート体験」などの多彩な講座を開催。子ども食堂「いたくらごはんLABO」も毎月開催している。

 同講座の最初に、「こういったイベントを通して病院を知ってもらい、気軽に相談してもらえるような病院を目指している」と梶原崇弘院長からあいさつがあった。

 「お酒の飲み方教室」では、新京成線習志野駅近くの「酒のはしもと」(習志野台4)代表の正木成幸さんが講師となり、「お酒との上手な付き合い方を知る2時間」をテーマに講座が開催された。

 日本酒の純米大吟醸、純米吟醸、特別純米、純米酒など種類の説明があり、実際に参加者らは試飲もして飲み比べを行った。橋本さんから「内臓にいいのは、お燗をした酒。酒に水をたらしてお燗をすると、アルコール度数も減るので体にもやさしくなる。日本酒は旨みのかたまりなので、つまみが口の中にある間にちょっと飲むと旨みが増す」など、体にやさしい飲み方が紹介された。また、ロックの正しい作り方や熱燗を作る時のポイントなども紹介され、参加者らはメモを取ったり熱心に耳を傾けたりする様子が見られた。

 「体にとってやさしい飲み方はほっこりとした酔い方。今日学んだことをぜひ知り合いの方にも伝えてもらえるとうれしい」と橋本さん。また「地域の方の健康を考えてこういった講座が病院で開催されるのはとても意味のあることだと思う。健康的な生活を意識してお酒も飲んでもらえるとうれしい」と続けた。

 初めて日本酒を飲んだと話す大学3年生の女性は「日本酒の正しい飲み方を病院で学べたので、説得力もあるし、とてもおいしく飲めました」と頬を赤らめながら笑顔で会場を後にした。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • おつまみと一緒に日本酒を飲む参加者

  • お燗のポイントなどを説明する橋本さん

  • 最後はじゃんけん大会が行われた

  • 1939年に開院した歴史ある総合病院

この記事を書いた人

yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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