2024年05月05日 配信

左から店長の横山さん、樹くん、中道さん

5/5(日)松が丘「駄菓子屋よこチャン」

子どもたちと地域の憩いの場に

 松が丘緑地のすぐ側に「駄菓子屋よこチャン」(船橋市松が丘2、住所非公開)がオープンして、5月1日で8カ月がたった。

 店主の横山恵子さんは、2男1女の母であり、児童ホームなどでバルーンアートを披露するパフォーマー「keke(ケケ)ちゃん」としても活動中。子どもたちが自由な発想で楽しむ松が丘緑地でのプレーパークも運営している。「世代や立場を問わず、地域のみんなが楽しい時間を過ごせる居場所を作りたい」と、2023年9月1日に同店を開いた。

 「近くにおばあちゃんがやっている昔ながらの駄菓子屋があったが閉店してしまった。地域から駄菓子屋を無くしたくないと、それを勝手に引き継ぐつもりで店を開いた」と横山さんは話す。

 自宅の一角に1坪ほどの販売スペースを用意し、子どもたちのリクエストにも対応しながら約30種類の駄菓子をそろえる。買った駄菓子をその場で食べられるよう、敷地内にはテーブルとベンチを設置する。

 スタッフの中道優子さんは「隣に住んでいて、開店時から自然な流れで手伝っている。子どもたちと遊ぶのが楽しい。元気をもらったりお互いに学びがあったりと、自分の活力にもなる」と、楽しみながら運営に関わっていることを話した。

 「子どもたちが高齢者や障がい者に優しく手を差し伸べられるようになってほしい」と話す横山さん。駄菓子屋の店頭に立つ時に着用するキャンディ柄のエプロンは、松が丘地区にあった駄菓子屋店主から引き継いだものだとも打ち明ける。「今後はオレンジカフェなど、さまざまな人と子どもたちが同じ空間で過ごす機会を積極的に設けたい」と意欲を見せる。

 営業は14時~17時。火曜・木曜定休。土曜・日曜・祝日は不定休。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • くじ引きをする女児

  • 店頭で駄菓子を食べる子どもたち

  • 駄菓子の販売スペース

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