2024年03月19日 配信

山口病院で行われた調印式の様子

3/19(火)山口病院と共立習志野台病院が連携協定

災害や感染症など有事の妊産婦支援を目的に

 船橋市内の2産婦人科病院が災害や感染症流行などの有事における妊産婦支援を目的とした連携協定を3月18日、山口病院(船橋市西船5-42-2)で締結した。

 近年増えている大規模災害を受けて船橋市と市医師会では「船橋市地域災害医療対策会議」を開設。有事の際に各拠点病院入口に臨時の救護所を開設し、医師や看護師を含めた医療資源を集中させる連携をとっている。

 ただし、有事の際でも透析専門病院や産婦人科病院は専門的な対処が必要な患者受け入れを目的に勤務先での対処が優先されている。今回の連携協定は有事下での2病院間での患者相互受け入れを目的としたもので、出産直前のタイミングに妊婦が被災した場合などを想定している。

 仮に、どちらかの病院が被災・機能停止したとしても母子手帳持参でそれまでの診療データや経過記録を引継ぎスムーズに出産を行えるように連携する。2病院はいずれも停電時でも医療行為を提供できるよう自家発電装置を整備しているという。

 平時からの情報共有、共同での情報発信などで妊婦への周知を強化し出産環境の整備を狙う。今後、市内における他の周産期病院との連携も進めていき、個人医院やクリニックとの連携、市との連携などを通じ更に環境整備を進めていく見込みだ。

 将来的には、近隣市での出産を予定し市外のクリニックなどで受診していたが、有事に出産困難になった妊婦の受け入れなども行っていく事で千葉県北西部での連携も視野に入れている。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube
  • TikTok
  • Webサイト
スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード