2024年03月06日 配信

高根神明社神楽連のみなさん

3/6(水)イオンモール船橋で初の神楽公演

日本の伝統を感じるマルシェイベントも同時開催

 東武アーバンパークライン新船橋駅に隣接する「イオンモール船橋」(船橋市山手1-1-8)で3月3日、「高根神明社神楽連」による神楽の公演と、日本の伝統をテーマとしたハンドメードマルシェ、「トラディショナルマーケット」が同時開催された。同モール内で初めての神楽の公演となった。

 同モールが主催し、市内を中心にさまざまなイベントを展開する「Mamachi(ママチ)」が運営を行った。「地域の伝統文化の周知と継続に貢献したい」という同モールの思いの下、一人でも多くの子どもたちに神楽を知ってもらうため、ファミリー層がよく訪れる場所で日本の伝統に触れる機会の提供が実現した。

 神楽とは、神を祭るために演じる神事芸能。この日披露された「高根町神明社の神楽」は船橋市の無形文化財にも指定されている。迫力ある演舞に、会場は大きな拍手に包まれた。高根神明社神楽連の持井大輔さんは「商業施設での神楽の奉納は初めての経験。伝統という言葉が薄れてきている昨今、高根神明社神楽連では代々引き継ぐことができる伝統があることに意味を感じている。私自身、子どものころ毎年の神楽を楽しみにしていた。だからこそ今の子どもたちにも楽しんでもらい、引き継いでもらいたい」と思いを話した。

 神楽の舞台横で開催されたトラディショナルマーケットには、着物や帯をリメイクしたバッグや小物、瓦で作ったアクセサリーなどを販売する16店が並んだ。親子で参加できる「水引ワークショップ」などの体験型のブースもあり、子どもから大人まで多くの来場客でにぎわった。

 同モールの担当者は「想像以上にたくさんの方にご来場いただき、無事に開催できて良かった。神楽の公演は初の試みだったが、多くの人たちの協力で実現することができた。すてきな演舞を披露してくれた神楽連の皆さんにも感謝したい」と話した。

 保護者と一緒に神楽を鑑賞した高根小学校に通う女児からは「猿田彦という演目を鑑賞した。授業で以前習ったことがあり、振りを完璧に覚えていたので、椅子に座りながら一緒に踊ることができた。地元の神楽には親しみがあり、いつもは目線より高いところで披露される神楽を間近で見ることができ、とても楽しかった」といった感想が聞かれた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 楽長の藤城さんによる挨拶

  • 生演奏に合わせて演舞を披露

  • お面も古くから受け継いでいる

  • 瓦を使ったアクセサリーの販売も

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