2024年02月18日 配信

市内中学校に通う小林さくらさん ※小林さん提供

2/18(日)市内中学生の小林さくらさんが「アニー」オーディションに合格

4月から「ダフィ」役で出演決定

 船橋市内在住の小林さくらさんがミュージカル「アニー」のオーディションに昨年末合格、4月20日から5月7日に新国立劇場中劇場(渋谷区本町1-1)で開催する舞台に「ダフィ」役で出演することがわかった。

 さくらさんは、船橋市内の中学校に通う1年生。将来の夢を「劇団四季のライオンキングに出演すること」と定め、日々レッスンに励んでいる。歌を歌うのが好きだからと、学校では合唱部に所属。

 今年1月18日~23日まで新国立劇場小劇場で行われた「ミルコとカギロイの森」にも出演、着実にキャリアを積み上げている。

 「小さい頃は家にいられない子。常に裸足で外にいて元気に走り回っている子だった。歌はずっと好きで遊びながら自作の歌を歌っていたのを覚えています」と母のめぐみさん。小さいころから親子でピーターパンやトーマス、アニーなどのミュージカルを頻繁に見に行っていたという。

 年長の頃、アニーを観て「私、出たい!どうしたら出られる!?」と、さくらさんが質問。小学校2年生から北習志野のカラオケ教室「カンシオン」でのボーカルレッスンで呼吸法や活舌(かつぜつ)のトレーニングを始めた。

 3年生には東京インテリア(習志野市芝園1-1-1)やメグスパ(船橋市大神保1356-3)などで歌を披露するように。「アニー」のオーディションも受講した。書類審査を通過し動画の一次審査、日テレで開催された二次審査までとんとん拍子で通過。三次審査で落選、未経験だったダンスが足を引っ張ったという。

 その後、市川市で市民ミュージカルにも所属。JAZZダンス、バレエ、芝居、歌などの各種レッスンも始め、劇団四季はじめ各種のオーディションを受けるようになった。

 その間もアニーオーディションを継続。4年生はコロナ禍でオーディションが中止。5年生も受講したが落選。最後のチャンスと臨んだ6年生のオーディションで合格した。

 「アニーのオーディションは、演技力や歌唱力、ダンスなどの諸要素はもちろんだが、役に合わせた身長や体格なども審査項目の重要な要件」と、めぐみさん。「合格しても、本番までの間に背が伸びてしまい落とされてしまうこともあると聞きました」とさくらさん。

 「レッスンの時間確保、お金のやりくり。食事や栄養管理。講師選びや予約管理、オーディションスケジュール管理…親子で必死になって取り組んできました。そこまで準備してきても、落選すれば全てがゼロに。モチベーション維持も大変でした。振り返ると大変なことも多かったけど舞台で輝いているさくらの姿を見るのが好きです」とめぐみさんは振り返る。

 将来の夢は劇団四季のライオンキング出演だけでなく、バレエもダンスも好き。でも一番好きなのは歌なので歌手にもなりたいとたくさんの夢を描くさくらさん。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「ミルコとカギロイ」パンフレットに掲載された写真 ※小林さん提供

  • ダークネスの衣装を着て ※小林さん提供

  • 役者仲間との写真 ※小林さん提供

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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