2024年02月14日 配信

園主・田中秀和さん

2/14(水)葉付き枝豆が主力の「田中農園」がイチゴ栽培を開始 

完熟イチゴを直売所で販売

 船橋ブランドの1つ「葉付き枝豆」を主に生産する「田中農園」(船橋市印内1-1-32)が、今年からイチゴ栽培を始めた。直売所での販売のほか、市内の病院やレストラン、カフェなどに卸している。

 代表の田中秀和さんは「数年前からイチゴを育てようと、各地を食べ歩いて研究を続けてきた」と話す。枝豆栽培にも利用している肥料メーカーのイチゴ栽培システムを採用し、アドバイスももらいながら今年初めて挑戦した。

 約1000平方メートルのビニールハウスの中で育てるのは「よつぼし」「おいCベリー」「やよいひめ」「紅ほっぺ」の4種。肥料を薄めて少量ずつ小まめに与えることで、天気に左右されず実も引き締まり、甘味が強いイチゴになるという。「人一倍手間をかけることで、おいしいものができる」と田中さん。

 船橋市では、大消費地である首都圏に位置する恵まれた立地をかし、県内有数の都市型農業地域として農業が営まれている。田中さんは「都市型農業の良い点は、完熟した状態で収穫して販売できること。イチゴの本当の甘味を実感できる」と船橋の農業の魅力を話す場面も。

 田中さんは「イチゴは老若男女幅広く好まれることを実感している。来年はまた違う品種にも挑戦していきたい。何度か挑戦し、自分の中でこれだという品種を絞っていけたら」と意気込みを見せる。

 同園のイチゴは同園直売所のほか、「ふなっこ畑」(船橋市行田3-7-1)、ニッケコルトンプラザ内「房の駅」(市川市鬼高1-1-1)などに並ぶ。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 直売所では中パックは700円、大パックは900円で販売する

  • ビニールハウス外観

  • 土で栽培できる高設栽培を採用。収穫もしやすいという

  • 夏の暑さが続いた影響で、イチゴの収穫時期が遅かったという。イチゴの販売は6月上旬までを予定

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