2024年02月09日 配信

場を提供するあかいゆかりさん(写真右下)

2/9(金)薬円台に子どもが何でも決めていくフリースクール「天才楽園4SOU」

大学講師のあかいゆかりさんが立ち上げ

 薬円台駅近くの昭和古民家を活用したフリースクールのような放課後の居場所「天才楽園4SOU」(船橋市薬円台4-1-28)が昨年12月から本格稼働している。

 同所は2019年にオンラインで立ち上がった不登校の子どもたちを中心とした居場所作り活動が、昨年12月からリアルな場所として稼働。「インクルーシブ教育」で大正大学の教鞭をとっているあかいゆかりさんが立ち上げた。

 あかいさんは、大学の授業とは別に「ダイバーシティ」や「インクルーシブ」で企業の経営指導をしている。4SOUは、「想(そう)」は「想像力」、「創(そう)」は「創造力」、「奏(そう)」で楽器の演奏のような「表現力」を、「そう!」という「共感力」という4つの「そう」から命名。

 10年以上にわたって団長を務めてきた「劇団ゆにぃ~く&ぴぃ~す」では、大人も子どもも、障がいのある人もない人も関係なくそれぞれの特性に合わせて配役が割り振られる。年1回の本番に向けてオリジナルで台本を作り毎週末稽古をする。本番が終わると解散、一から募集をかけ団員を集め運営してきた。

 この「皆がフラット」な組織運営方法が「SDGs」や「インクルーシブ教育」だとして注目され、大学から講師として招聘された。

 一方、4SOUでは子どもたちが教鞭をとる。自発的に企画を立て、自らリーダーとして探求型事業(授業・プロジェクトとも)を振り出す。受講者は子どもだけでなく大人も参加。子どもは無料、大人は毎月1000円の会費。月々5000円会費の「アンバサダー制度」があり、企業や個人からのスポンサーも募っている。運営費の基本はあかいさんの経営する広告代理店が寄付、売上から5パーセントをねん出する方法をとっている。

 現在稼働している事業は、4SOUの広報チームとして「4SOUラジオ」や食材やメニューを考えるところから調理まで全て子どもたちで行っている「子ども食堂」。今春からは裏庭を使った「農園プロジェクト」も稼働予定だ。

 2月12日には八千代市教育委員会などの後援で「ミュージカル古事記」も公開を予定。あかいさんが団長を務める「ゆにぃ~く&ぴぃ~す」が共催。会場は八千代市市民会館(八千代市萱田町728)。開場14時半、開演15時。売上は能登半島地震のチャリティに回される。チケットは大人3000円、高校3年生までの子ども1000円。

 一見すると取っ付きにくそうな『古事記』を「日本の古事記は実は凸凹な神様の成長物語だった!?」と解釈。「『難しそう!』と思われがちな日本の神話の世界を劇団ゆにぴメンバーがとにかくわかりやすく、楽しくお届けします。こども〜大人まで古事記を全く知らない人でも大丈夫!観た後はきっと自分や周りの人が大切に愛おしく思えるそんな舞台です」と劇団広報。

 ミュージカル古事記のチケット購入ページ 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 完成したメニューと一緒に

  • 広報リーダーのあおいさん

  • 4SOUをイメージしたというイラスト(写真は農園隊長のみさきさん)

  • この日のメニュー「ピーマンの肉詰め」

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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