2024年02月04日 配信

船橋商工会議所青年部のメンバーと千葉商科大学勅使河原ゼミの学生たち

2/4(日)商工会議所青年部と千葉商科大学コラボでSDGs事業

規格外トマトと梨を福祉事業所がパウンドケーキ化

 船橋商工会議所青年部(以下、船橋YEG)と千葉商科大学がコラボで規格外農産物を使用したパウンドケーキ2種を商品化、2月2日にホテルフローラ船橋(船橋市本町7-11-1)で開催された船橋YEG新年会で披露した。

 今回、使用した規格外農産物は竹ノ内農園のトマトと芳蔵園の梨。いずれも、味や品質に問題はないものの生産過程でひび割れや傷などが生じ市場出荷が出来なくなったものを使用。それぞれ「渡り船のパウンドケーキ」「架け橋のパウンドケーキ」と命名。

 商品コンセプトやパッケージデザインを千葉商科大学人間社会学部・勅使河原ゼミの学生が担当。製造は市内の福祉作業所・大久保学園が運営するブーラーンジェリーふなばし工房(二和東6-17-18)が担当。全体的なグランドデザインを船橋YEGのSDGs委員会メンバーが受け持ち実現した。

 商品パッケージには「船橋」の地名由来となった逸話を盛り込んだ。船橋YEGと勅使河原ゼミが渡り船、架け橋として「あらゆる人の好機を手助けできるようになりたい」という思いを込めた。

 また、商品化にあたって規格外農産物を使用することで「フードロス」削減や、高品質商品を作ることで「後継者不足」を狙い、同時にSDGsの認知度向上も狙ったという。

 お披露目となったこの日、来賓で登場した松戸徹船橋市長も試食。「トマトと梨の風味を感じられて美味しい。お土産で持っていったら必ず喜ばれる品。若い人たちがどんどんコラボして色々なことにチャレンジしてほしい」とコメント。また、来賓あいさつの中では能登半島地震に対してもふれ「被災地域以外の場所で日々を大切に元気に仕事して消費することも大切。元気をおくり、支援を続けていく事が必要」と話した。

 新年会の最後に令和6年度の船橋YEG会長には大矢倫子さんが女性初の会長として就任することが発表され、新体制役員の紹介も行われた。「本業が建築業なので東日本以来各地で起きている地震、今回の能登半島地震を教訓に私たちのまちで同じようなことが起きたときに対処できるような仕組みとネットワーク構築を行っていく」と大矢次期会長。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • シフォンケーキを試食する松戸徹市長

  • 商品化されたトマトと梨のパウンドケーキ

  • 主軸となって企画した梨農家の加納さん(左)と焼き芋屋のきんちゃん

  • 大矢倫子会長体制となる船橋YEG陣容の披露

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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