2024年01月16日 配信

「食育にも力を貸していただきたい」と松戸市長

1/16(火)「イチゴの日」に船橋のイチゴが大集結

若手生産者がイチゴを持ち寄り市長を訪問

 船橋市の若手農業生産者団体に所属するイチゴ生産者が「イチゴの日」である1月15日、松戸徹市長に旬のイチゴの出来栄えや栽培のこだわり、イチゴの魅力について報告するため、船橋市役所を訪れた。

 市役所を訪れたのは、JAいちかわ船橋地区青年部の齊藤啓行さん、鈴木孝雄さん、伊豆丸智也さんと、ちば東葛農業協同組合西船地区青壮年部の三須一生さんの4人。

 齊藤啓行さん(ななちゃんのいちご畑)は、「生産者と消費者が近い直売所にこだわり、これからもおいしいという言葉を直に聞きたい」と語り、鈴木孝雄さん(マルスズ園)は「住宅地が近くにあるので周りの環境に配慮した栽培をしている。消費者に喜んでもらえる栽培を目指していきたい」と意気込みを話した。

 伊豆丸智也さん(アンデルセンいちご農園)は「脱サラして令和2年から栽培を始めた。接客業で培ったコミュニケーション力を活かし、イチゴ狩りを開催している」と話し、三須一生さん(三須トマト農園)は「トマトの栽培で食育に力を入れているなかで、気軽に農業体験ができる場所を提供したいと考え、人気の高いイチゴを作り始めた。船橋の農業がもっと身近に感じてもらえれば嬉しい」とそれぞれイチゴの生産を始めるきっかけなどを報告。

 報告会では「近くで楽しめるのが都市農業の強みだ」といい、「消費者に一番おいしい状態で食べてもらえる」と船橋のイチゴの魅力を話し合い、互いに納得し合う場面も見られた。

 報告会の後は「かおり野」「やよいひめ」「よつぼし」「とちおとめ」など、それぞれが持ち寄った自慢のイチゴを、イチゴの特徴、今年の出来栄えなどを話しながら試食会が実施された。

 今年のイチゴは例年より昨年の10月、11月の気温が高かった影響で生産量が遅れているというが、「遅れている分、今の時期からのイチゴは甘みが増しておいしいイチゴが味わえる」と4人は話した。

 試食をした松戸徹市長は「甘みの質が違う」と絶賛し、「新たな船橋のPRの一つとして頑張ってほしい。一緒にPRしていきたい」とも話した。

 鈴木孝雄さんは「船橋のイチゴは品種が多いのが特徴の一つ。各農園で多品種を栽培していることが多いので、食べ比べできるのも楽しみにしてほしい」と魅力を伝えた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 各農園の自慢のイチゴを1種ずつ持ち寄った

  • 報告会の様子

  • 会場には多くのイチゴが並び、イチゴの香りが広がっていた

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