2024年01月11日 配信

設置されているのはペダルが3本ついたCASIOの電子ピアノ

1/11(木)海神駅前の不動産会社にストリートピアノ

演奏好きなオーナーが音楽を通じて繋がれる場を目指す

 京成本線海神駅からすぐ、不動産業などを行う「トップハウジング」(船橋市海神5-1-23、TEL047-407-1658)の店舗前に電子ピアノが設置され、「ストリートピアノ」として自由に弾けるように開放されてから約1年半がたった。

 演奏が趣味だという同社代表取締役・相澤貞史郎さんは「数年前からピアノやサックスを始めたのをきっかけに、インターネットで全国のストリートピアノの動画を見るようになり興味を持った。また、仕事柄、住宅事情で家にピアノなど楽器を置けない方もいると耳にすることも多かったため、所有するうちの1台を店舗前に設置して、自由に弾いてもらおうと思った」ときっかけを話す。

 同ストリートピアノの存在は、近隣には少しずつ知られるようになり、ふらっと立ち寄って演奏する人も増え、時には外国人が演奏していくこともあれば、小さな子どもが遊び感覚でピアノに触れるなど、微笑ましい場面も見られるという。

 「ここでピアノに触れたことが原体験となった子どもが音楽家になり、世界へ羽ばたくようなことがあればうれしい」という思いを込めて、鍵盤の下の子ども目線で読める高さに「いでよみらいのおんがくか いでよみらいのアイドル いでよみらいのリーダー」と貼ったのだという。

 「ストリートピアノをきっかけに音楽好きが気軽に立ち寄り、店舗前のスペースで交流してもらえたら。また、店舗の窓は3重窓で防音になっており、将来的にはセッション会や投げ銭ライブなども開催してみたい」と相澤さん。

 同ストリートピアノは、同社の定休日や営業時間外でも利用可能で、声掛けなどは不要。いつでも自由に弾くことができる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 代表取締役の相澤さん

  • 屋根付きのブランコや椅子が置かれ、憩いの場にもなっている

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード