2024年01月03日 配信

カウンターに「本日のおにぎり」(各200円)が並ぶ

1/3(水)船橋競馬場駅すぐ近くに「HANS」

カフェスタイルのおにぎり店

 京成船橋競馬場駅脇の小さな踏み切り近くにある「おにぎり屋 HANS(ハンズ)」(船橋市宮本4-14-9、TEL047-456-8450)が12月17日でオープンから5カ月を迎えた。

 オーナーは、電気通信工事会社「REACT」(松戸市)などを経営する、東京都出身の伊藤涼助さん。2020年に船橋営業所(東船橋)を開設したことをきっかけに「地域に貢献したいと考えていた」という。

 店を開いた経緯について伊藤さんは「家族の死をきっかけに、今まで当たり前にあったものが当たり前ではないことに気付いた。おにぎりは人それぞれに思い出がある。当たり前の日常を思い出してもらえるよう、手を添えられる店でいたい」と振り返る。店名はご飯と手(hands)への思いを込めて「HANS」と名付けた。

 同店のおにぎりはコンビニの約1.4倍のサイズ。米は新潟県の新種「新之助」を契約農家から仕入れている。「『新之助』は冷めても固くなりにくいので、テイクアウトでもおいしさをキープできる」と伊藤さん。野菜は「柴海農園」(白井市)の有機野菜を、のりは「金庄・茶々」(船橋市東船橋)の石焼きのりを使う。

 おにぎり(250円〜)は16種類をそろえる。好きなおにぎり2個に豚汁と小鉢の「まんぷくセット」(1,200円〜)や、おにぎり2個とみそ汁と小鉢の「HANSセット」(850円)のほか、「キッズセット」(650円)や「お茶漬けセット」(600円)も提供する。おにぎり20個以上もしくは5セット以上の注文には、宮本・東船橋・浜町・若松エリア限定でデリバリーも対応する(要電話予約)。

 内装は白を基調とし、木の素材を多く使う。「幅広い世代に愛される店を目指して、カフェをイメージした明るい空間を目指した」と伊藤さん。約15坪の店内には2人席を4卓、カウンター2席を用意する。幼児用椅子の利用も可能。ゆとりあるスペースで、ベビーカーはそのまま店内に入ることができる。線路沿いのテラス席(5席)はペットも可。

 昨年10月には宮本小学校の5年生が社会科見学に訪れるなど、地域の子どもたちにも親しまれている。伊藤さんは「将来的にはおにぎり作りのできる子ども食堂を開きたい」と意欲を見せる。

 年始は1月5日から営業し、営業時間は11時~20時。月曜定休。最新情報はインスタグラム(@hans_onigiri)で知らせる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • HANSセット(おにぎり2個とみそ汁、小鉢3品)は\850

  • 白を基調にしたカフェのような外観。左にはテラス席も。

  • ゆとりあるスペースで明るい店内

  • おにぎりはすばやく手で握り出来立てを提供する。

この記事を書いた人

典子牧

典子牧

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