2023年12月17日 配信

参加者での集合写真

12/17(日)北習志野の4商店会に千葉工大学生が提案

きたならシールなど活性化など3提案

 千葉工業大学デザイン科学専攻の生徒たちが北習志野駅周辺の4商店会に対して12月12日、「きたならプロジェクト」のプレゼンを実施、北習志野駅付近の4商店会長に加え市内各所から商店会の会長らが参加した。

 津田沼PARCO閉店時のイベントなどをきっかけに船橋市商店会連合会と関わりを持つようになった千葉工業大学。授業の一環としてJuJuきたなら商店街、エールきたなら商店会、ビアーレきたなら商店会、北習志野エビス通り商店会の4商店会に入り10月24日、11月14日の2回にわたってアンケートを実施してきた。

 収集した商店会会員らの声を集計し・分析、学生目線で企画に落とし込み今回のプレゼンテーションに至った。

 アンケートの結果によると多くの会員が「まちとの繋がりを持ちたい」という理由で商店会に加盟したことがわり、理想の商店会像としては「多くの人たち(老若男女)が出会える場」「良く話し笑うこと」「集客イベントの必要性」をあげることが多く、「4商店会合同でのイベント」「子どもや若い人が楽しめるイベント」「まちが元気になるイベント」の必要性を感じているという。

 そこで学生たちはアンケートからの意見を「メリットとして会員が考えているものはほぼ同意見」「若い人をどうにかしなければならない」と捉えるが「今やっていることのままで良いと感じている人も多い」「負担が高くなることへの懸念を心配している」ということも踏まえ案を練った。

 その上で「まちとのつながり」「こどもの笑顔」「若者にささる」という3つのコンセプトを導き出し、これらを満たす企画として具体的に「きたなら商店会シール」「商店会リアルキッザニア」「きたならマーケット」を提案した。

 最初に、子どもも大人も笑顔になってしまう企画として「きたなら商店会シール」を提案。商店会の会員たちの似顔絵シールを作成し、これを商店会の来店動機に繋げようというというもの。

 次に、「商店会リアルキッザニア」を提案。商店会での仕事体験を通じて子どもたちに商店会を知ってもらう機会を創造し、地域の事を知り、その良さを感じてもらう取り組みを講じようというもの。

 「きたならマーケット」では商店会会員も店舗経営者もそうではない人もみんなが出店することで繋がりが生まれ、将来的には空き店舗対策にもつながるのではないかと考えた。

 1つだけを行うのではなく、それぞれの企画を通じて商店会活性化を継続的・複合的に目指していこうというプロジェクトチームを結成・運営していくことを提案した。

 提案のあと参加者らでのディスカッションの時間がとられ、熱心な意見交換が行われた。今回参加した北習志野4商店会外の会長からは「うちの商店会についてディスカッションしてもらったらよかった。実用性の高いアイディアだと思う」と高評価。

 4商店会では次のステップとして、具体的にこのアイディアをどのような形で進めていけばよいのか、具体的な実現策についての議論を深めていくという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 最初に説明した高田さん

  • 似顔絵などのイラストが得意な渡邊さん

  • デザイン科学専攻の久保さん

  • 提案に対して意見交換する商店主ら

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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