2023年11月29日 配信

トレーニングで走り込みをする選手たち。右から2番目がエース・郡司選手

11/29(水)市船サッカー部が3年ぶり24回目の「全国高校サッカー選手権千葉県大会」優勝

12月28日からの全国大会で日本一を目指す

 フクダ電子アリーナ(千葉市中央区川崎町1-20)で11月11日、「第102回全国高校サッカー選手権大会 千葉県大会決勝」が行われ、市立船橋高校(船橋市市場4-5-1。以下、市船)サッカー部が3年ぶり24回目の優勝を果たし、12月28日から行われる「全国大会」に向け、チームの士気がより一層高まっている。

 市船サッカー部はこれまでに全国高校選手権に23回出場し、過去に5度の優勝、準優勝には2度輝いている。昨年は、千葉県大会決勝で日体大柏に惜しくも敗れたが、今年の千葉県大会でも同じ対戦相手を5-1で破り、全国大会出場の切符を手にした。

 千葉県大会を終えても、「高円宮杯JFAU-18サッカープレミアリーグ」にも出場する同チーム。11月28日も「タカスポ」(高瀬下水処理場上部運動広場)で練習が行われ、A・B・Cチームがそれぞれフィジカルトレーニングなどを行った。

 市船出身の秋葉忠宏監督が指揮を執る清水エスパルスへの入団が内定しているエース、郡司璃来(ぐんじ・りく)選手は「全国大会で目指すはもちろん日本一。エースとしてしっかり結果を残して日本一になりたい」と力強く話した。

 千葉県生まれながらフィリピン国籍を持つ守護神、ギマラエス・ニコラス・ロドリゲス選手(2年)は「市船は、自分が小さいころから憧れていた学校。自分ができることをして、チームに貢献し、みんなと日本一を目指します」と笑顔で話した。「市船は、1年生のときは練習もきつかったけど、2年生になったら馴染めてどんどん楽しくなった。雰囲気も良くて、みんなでサッカーを楽しみながら上達できる場所」と市船サッカー部について話した。

 波多(はた)秀吾監督は「日ごろから、選手たちには自分たちで考えて動ける機会を多く作るようにしている。選手たちが自立して戦えるようになったこと、試合中でもピッチの中で選手同士で立て直していく力をつけているのが大きい」とチームの成長を評価する。

 全国大会の開幕戦は12月28日だが、市船の初戦は12月29日。初戦相手は高川学園(山口県)となり、会場は千葉県立柏の葉公園総合競技場。1月6日以降は国立競技場で開催となる。

 波多監督は「市船サッカーの特徴は、試合で絶対にあきらめないところ。きつい状況でも全部を絞り出して闘います。そんな選手たちの姿は、見る人にも勇気を与えられる姿じゃないかと思います。みなさんの応援に結果で答えることももちろん大切ですが、ぜひ選手たちの気迫を、スタジアムで、すぐ近くで感じてもらえたらうれしい」と応援を呼びかける。郡司選手は「船橋市民のみなさんには、ぜひ市船だけを応援していただきたいです」とさやわかな笑顔を見せた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 2019年から指揮官を務める波多秀吾監督

  • タカスポでのトレーニング

  • 右が2年生守護神のギマラエス・ニコラス・ロドリゲス選手。U-16フィリピン代表選手でもある

  • トレーニングしながらも、高校生らしい笑い声が飛び交う場面も

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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