マリンバ奏者としても活動する宮野下シリュウさん

11/20（月）北習志野駅近くにプロが指導する音楽教室アカデミー「　」（スペース）

会場レンタル・スタジオとしても利用可能

 　北習志野駅から徒歩2分ほどのところに10月1日、音楽教室とレンタルスタジオとしても利用可能な「　」（スペース）（船橋市西習志野4-2-1、TEL 047-770-0170）がオープンした。

　同スタジオを運営するのは、船橋市出身のマリンバ奏者・宮野下シリュウさんのマネージャーが中心となって今年1月に設立した「一般社団法人SPACE」。宮野下さんは習志野台第一小学校、習志野台中学校、日大習志野高校、洗足学園音楽大学・大学院を卒業後、国内外コンクールで多くの成績を残している。市内だけでなく都内や全国各地でソロやグループ活動を行うほか、アーティスト派遣やイベント制作、作曲や編曲など活動内容は多岐にわたる。

　来年、活動10周年を迎える宮野下さん。「地域密着で子どもたちにプロフェッショナルな教育の場を提供したい」と考えていたところ、元々同場所にあった「コンサート・ピアノサロン　樂～GAKU（がく）」の服部恵さんから「閉店するので借りないか」という話があり、教育コンテンツの発信の場として「　」（スペース）という名前で音楽スタジオを立ち上げた。

　「　」（スペース）という名前は空間を意味していて、これから音楽を始めたり、すでに音楽を始めている皆さんに、感じたままに空間を使ってほしいという思いで名付けた」と宮野下さん。

　現在は、音楽教室アカデミー「　」（スペース）として、マリンバ、尺八、フルート、箏、託児リトミックのレッスンを行っている。「オールインワンプログラム」で、いずれも第一線で活躍するプロのアーティストが直接指導し、6カ月を目安にゴールを設定しているのが特徴だという。「音楽業界はレッスン料や発表会の出演料など、どのくらいの費用がかかるのかが分かりにくいことが多く、また目標がなく続けているだけではうまくならない。参加費も明確にし、半年後の発表会という目標を定めている。プロの指導のもと集中プログラムを行うことで、楽器を演奏する達成感を味わうことができると思う」と話す。また、これからプロとして活動したい人に向けては、コンサートの企画や運営の仕方など、プロの指導者ならではの情報を提供することもできるという。アカデミーの対象年齢は楽器によって異なる。

　全国各地の特別支援学校で音楽活動も行っている宮野下さん。「ボディーパーカッションやリハビリを兼ねた音楽体操など、それぞれの子どもにあったメニューを考えているが当日になって子どもたちのことを見て内容を変えたりしている。特別支援学校での活動を通して、教育は全員同じではなく現場判断が大切ということを身をもって感じている」と話す。

　「コンサートの場としても活用していきたい。教室は子どもから大人まで、プロの方も幅広く通っている。演奏することの楽しさを伝えたい」と宮野下さん。「レンタルスタジオ、会場のレンタルも可能です。ホームページのお問い合わせフォームから連絡していただければ」とも。

電話受付時間：13時～17時（平日）

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