2023年11月19日 配信

全校合唱で「帰る場所」を披露

11/19(日)豊富小学校創立150周年記念式典

同校卒業生の前市長・藤代孝七さんも式典に参列

 船橋市立豊富小学校 (船橋市豊富町1)で11月10日、創立150周年記念式典が行われ、1部では来賓に元内閣総理大臣の野田佳彦衆議院議員、松戸徹船橋市長、同校卒業生(昭和30年卒)の藤代孝七前船橋市長らを迎え、和やかに式が執り行われた。

 第2部は児童の進行で音楽部や全校合唱、同校の今昔のスライド上映などがあった。同校は1873(明治6)年5月に「金堀竜蔵院」を仮校舎に開校したのが始まりで、船橋市の小学校の中でも歴史ある学校のひとつである。

 開校後小学校の統廃合に伴い名称は変遷したが、1954(昭和29)年に豊富村が船橋市に合併したのに伴い、現在の船橋市立豊富小学校と改称された。

 松戸市長は「150年前はまだ電気はなくて、ちょんまげを結った人もいた時代。自然豊かで歴史ある学校で学んだことをほこりに一人ひとりが主人公の6年間の歴史を作ってほしい」と話した。藤代前市長は「当時は3キロ足らずの道を毎日往復して通った」と思い出を話し、「豊富の緑豊かで環境のいい大地は市にとって重要な地域。全面的に応援する」と在校生にエールを贈った。

 児童を代表して6年生の戸村希美(のぞみ)さんは豊富小学校の魅力をたくさん挙げ、「こんなに素敵な豊富小があるのは150年間素晴らしい伝統を引き継いだ先輩たちがいたからだと思う。私たちもその歴史を引き継ぎ、新たな伝統を残せるよう充実した学校生活を送りたい」と元気よく宣言した。

 第2部では児童が進行を行い、音楽部の「はじまりの歌」、全校による「帰る場所」の合唱が披露された。「豊富小今昔物語」のスライドでは、写真の説明のあとに、生徒たちの「豊富小の好きなところ」や「思い出」について録音されたメッセージが流さた。

 最後に船橋市出身の野田衆議院委員は「豊富小は地域の皆さんに愛され、地域社会の核であると実感できた」と話し、学校創設当時は「教科書も給食もないなど今とは全然違うけれど、150年の間、地域に愛されてきた。そのことを誇りに思ってほしい。200周年の時は皆さんが地域の中核になる。後輩の皆さんに良き伝統を伝えてバトンを渡していくのが皆さんの責任だと思う。全校の皆さんに幸あれ」とお祝いの言葉を贈った。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 祝辞をのべる野田衆議院議員

  • 児童代表の6年生の戸村さん

  • 150年の歴史をスライドで振り返る

  • 音楽部が「はじまりの歌」を披露

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード