2023年11月12日 配信

両サイドに立つのが加納夫妻。店で扱う地元の特産品などを手にするスタッフ

11/12(日)二和の農家「芳蔵園」に「FromFarmカフェ」

地元農家の野菜を使ったスキレットパンケーキやスパイスカレーも

 二和にある梨やブドウの生産を主とする果樹農家「芳蔵(よしぞう)園」(船橋市二和東2-7-7)の直売所スペースに、店内飲食できる「FromFarmカフェ」が11月8日にオープンした。

 同園は梨やブドウを主とする果樹農園でありながら、廃棄ゼロを目指す取り組みを続けている。そのほか、フルーツサンドなどを販売するキッチンカー事業を展開。さらに「農業を身近に感じてもらいたい」という思いから子ども向け農業体験&料理教室「ベジとるとる」を開催するなど、農業を軸にさまざまな取り組みを続けている。

 これまで夏季限定でフルーツかき氷などを提供する「農園カフェ」も実施してきたが、今回は約80坪の直売所を大幅にリニューアルし、店内飲食ができるカフェをオープンする運びとなった。

 園主・加納慶太さんの妻・加納智恵さんは「今まで、農園に遊びに来たいと言ってくれるお客さまや、実際、当園に来てくださる方もいましたが、農園でゆっくりお茶を飲むなどできなかったので、私たちもとても残念でした。カフェがあることで、キッチンカーを始めたきっかけであった『農園を知って欲しい』という思いをもっと果たせそうです」と話す。

 直売所スペースを使ってのカフェ営業となるため、カフェ営業は梨やブドウの繁忙期とずらして営業する。今年は11月〜12月20日まで、来年は1月6日〜6月末日までがカフェ営業期間となり、8月、9月は、直売所外のスペースで「青空カフェ」としてかき氷を提供する。

 提供メニューは同園のフルーツ以外に、市内など知人農家が作る農産物を取り入れた料理を提供。「船橋スキレットパンケーキ」(1,300円)は、「皆川牧場」(鈴身町)船橋産モッツァレラチーズや「三須トマト農園」(印内3)のトマトに生ハムがのった食事メニュー。季節のフルーツをのせた「フルーツスキレットパンケーキ」(1,200円)も用意する。

 そのほか、「奈良養鶏園」(馬込町)のタマゴを使用した「船橋産たまごのオープンサンド」(800円)や、6種のスパイスを混ぜ合わせた「FromFarmスパイスカレー」(1,200円)も用意する。

 スイーツメニューは「季節のパフェ」(1,200円)、自家製グラノーラを使った「チョコバナナパフェ」(850円)のほか、ホエイを使用し牧場が作ったジェラートが味わえる「スコッタアイス 自家製フルーツソースのせ」、「押木養鶏所」(二和西)のタマゴを使用した「自家製プリン」(各500円)を用意する。

 ドリンクメニューはコーヒー(450円)、カフェラテ(600円)などのほか、「梨ジュース」「にんじんジュース」(各400円)も提供。「自家製いちごミルク」(500円)など、キッチンカー「FromFarm」でおなじみの商品も提供する。ドリンクはすべてテイクアウト可能。

 店内には、自分たちで手作りしたという一枚板のテーブルに8席設け、そのほか4人掛けテーブルが2卓、テラス席は4卓備える。

 店内には野菜の直売だけでなく、加納慶太さんと「焼き芋きんちゃん」の後藤良平さんが今年設立した「ReFOOD COMPANIES」が作る6次産業化の商品を販売するコーナーも設けられ、瓶に入った「梨ジュース」や「にんじんジュース」、サツマイモを練り込んだバウムクーヘンなども販売する。

 さらに「船橋の産物が買える道の駅みたいな品揃えを目指しています」と智恵さんがいうように、「三須トマト園」「奈良たまご」からの農産物や「ベジリズム」(金杉4)の野菜、「皆川牧場」のチーズ、「鈴果園」の米、船橋の海苔なども販売し、同園の看板製品である「フルーツサンド」もカフェオープン時にはテイクアウト用商品として常時販売する。

 「キッチンカーや催事で私たちを知って、農園に遊びに来ていただき、もっと農業に興味を持ってもらい、農業の楽しさも知ってもらいたい。たくさんお客さんを呼んで、地元をそして農業を盛り上げていけたら」と智恵さんは目を輝かせる。

 営業時間は10時~16時、15時30分ラストオーダー。火曜定休、7月〜10月末まではカフェは休業となり、直売所として稼働。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 船橋産モッツァレラチーズや船橋産トマトがのった「船橋スキレットパンケーキ」(1,300円)

  • 店内の様子

  • 今後はペットもOKとなるテラス席

  • オリジナルの「FromFarmスパイスカレー」(1,200円)

この記事を書いた人

yumiko_mikami

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MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
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