2023年11月08日 配信

6年生による力強い「呼びかけ」

11/8(水)西海神小学校で創立70周年記念式典

全校合唱や6年生は思い出などを発表

 船橋市立西海神小学校(船橋市海神5-19-36)で11月2日、創立70周年記念式典が行われた。

 同校は、1953(昭和28)年に葛飾小学校と海神小学校の学区の一部を統合し、市内15番目の小学校として創立。10月24日の創立記念日には、全校児童だけでなく美化ボランティア、保護者、地域の人たちも一緒に除草作業を行ったという。

 同日は、昨年の6年生が創立70周年のために考えたスローガン「羽ばたけ西海の子 つなげよう西海の輪」のもと、全校生797人と同校の元校長などの来賓25人、教職員55人が参加し、式典が行われた。

 式典が行われた体育館に続く廊下は「メモリアルロード」と書かれ、各学年が70周年を祝うために取り組んだ内容が展示された。1年生は花の絵を描き、2年生は誕生日ケーキを工作、3年生は「西海キラリを見つけよう」をテーマに学校の周りのことを調べ、4年生は校内のお気に入りの1本の木と自分の夢を絵で表し、5年生は千葉の郷土料理の太巻き祭り寿司を、6年生は6年間の感謝の気持ちを絵や文章で表現し、なのはな学級はウェルカムボードを作成した。

 式典の第1部では松戸徹船橋市長をはじめとした来賓を迎え、70周年記念事業実行委員長の袴田博文さんのあいさつやPTA会長の平野等さんによる記念品目録贈呈などが行われた。

 西郡佳香(にしごおりよしこ)校長は「学校の70歳の誕生日に向けて全員が学習した。1つのことに取り組むことができるのは西海らしくて素晴らしいし、西海の一員であることに誇りをもってほしい。西海の特徴は、と聞かれたら、『支えてくれる人の多さ』だと思う。保護者やOB、ボランティアの方などには感謝しているし、そういった大人が身近にいることは大切なことだと思う。私たちも瞳輝く西海の子に育てていきたい」と話した。

 松戸徹市長からは児童に向けて「廊下に皆さんが取り組んだことが掲示されていて、素晴らしいと思った。周年記念の時に学校にいるのはなかなかないこと。70年前はどういう年だったか、歴史を感じてもらえたら。皆さんは未来を担う存在なので、やりたい、なりたいことがあればあきらめずに続けてほしい」と話すと、児童らは大きな声で「はい」と答えた。

 1部の最後には6年生が小学校での思い出や感謝の気持ち、学びなどを発表する「呼びかけ」が行われた。その後、全体で合唱し、器楽部が「走れメロス」を披露。迫力のある演奏に児童らは聞き入っていた。同部は、翌日の11月3日に開催された「日本管楽合奏コンテスト全国大会」で全国1位のグランプリ・文部科学大臣賞を受賞したという。

 第2部では船橋市出身のマリンバ奏者、宮野下シリュウさんと眞行さんによる特別公演が行われ、児童らは手拍子をしたり歌ったり、周年行事を楽しむ様子が見られた。 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 校長のあいさつ

  • 各学年の作品が展示されたメモリアルロード

  • 演奏を聞いて「器楽部に入りたい」という児童もいたという

  • 2部の特別公演で子どもたちは大盛り上がり

この記事を書いた人

yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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