11/4(土)消防訓練センターで「消防フェア」初開催
レスキュー隊のデモンストレーションも
船橋市消防局が船橋市消防訓練センター(船橋市古和釜町502番地1 )で10月28日、「消防フェア2023」を初開催した。
同イベントは2年前から企画していたが、新型コロナウイルス流行のため延期となり、今回、11月9日からの火災予防週間前に合わせて行われた。
煙中体験や起震車、更には心肺蘇生法による救命措置など、地震体験等を通して、災害を身近に感じてもらい自身で身を守れることを目的としたプログラムが用意された。その他、乳幼児連れでも楽しめるよう、電動ミニ消防車・ミニ救急車乗車体験や、防火衣の着装をして放水体験ができるコーナーも。
また、子ども向けにロープ渡り体験も行われ、なかなか体験できないプログラムに子どもたちが積極的に参加する様子も見られた。実際に体験した後、レスキュー隊による救出のデモンストレーションを見た来場者は、子どもたちだけでなく、大人もレスキュー隊の勇姿に目を輝かせていた。
船橋市消防局長の澤本保敏さんは「日頃から触れ合う機会の少ない船橋市民の方と交流をすることと、身近に潜む火災の予防への関心を高めることを目的として開催した。目にする機会のない消防隊員が訓練する姿を見ていただければ」と話した。
同イベントには子育て世代を中心とした幅広い年齢層が来場。祖母と来場していた中村たくとくん(5歳)は「楽しかった」と話し、3人の子ども連れの母親は「滅多に見られない消防士さんの姿を子どもたちに見せる良い機会でした」と笑顔で話した。
同局の柴田敬吾さんは「来場してくれたこれだけの方が、火災から自分と人を守れる力を持ってくれたらうれしい。現状では未定だが、消防局として来年の開催を検討していく」と話した。
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