2023年10月23日 配信

千葉マリンスターズのメンバーら

10/23 (月)市内の女子軟式野球チーム「千葉マリンスターズ」が全国大会優勝

中学生チームも準優勝

 市内を拠点に活動する女子軟式野球チームの「千葉マリンスターズ」と「千葉マリンスターズヤング」が10月17日、それぞれ全国大会で優勝と準優勝したことを松戸徹市長と松本淳教育長に報告するため、船橋市役所を訪れた。

 この日、市役所を訪れた選手は、次の通り。総監督・飯沼樹里さん、代表・飯沼保さん、マリンスターズ選手・林美里さん、田室歩弓さん、津賀友香さん、マリンスターズヤング選手・三田中学校3年の田村小春さん、三山結衣さん、葛飾中学校1年の本多芽衣さん。

 同チームは8月に江戸川区で開催された「第 34 回全日本女子軟式野球選手権大会」の「一般の部」で優勝、中学生だけで構成する「千葉マリンスターズヤング」は「中高生の部」で準優勝を勝ち取った。

 また、「千葉マリンスターズ」は、10月1日に開催された女子軟式野球の日本一を決める「第 29 回女子軟式野球ジャパンカップ王座決定戦」で「第 37 回全日本大学女子野球選手権大会」の優勝校である日本体育大学に3対2で勝利し、全国優勝に輝いた。

 「千葉マリンスターズ」は、代表の飯沼保さんが、総監督でもあり娘でもある樹里さんの「大学卒業後も野球を続けたい」という思いを受けて、平成14年に設立。メンバーは現在、千葉県内の高校生以上の13人。平成24年には中学生のみのチーム「千葉マリンスターズヤング」を設立し、20人が所属している。「マリンスターズ」はこれまで全国大会で7回優勝、「マリンスターズヤング」は全国大会で2回の優勝経験を持つ。

 「千葉マリンスターズ」は前回と前々回は「ダラーズ」(石川)に敗れて優勝を逃していたが、今回は3回戦でダラーズと対戦し、3対0で勝利。監督の飯沼さんは「これまで勝てなかったチームに完封勝利して、すばらしい結果を残した」と振り返った。

 キャプテンの田室歩弓さん(21)は「今年こそ日本一になるという目標のもと、緊張感もあったが、全員が楽しく野球ができてその結果優勝できてうれしかった。2つの大会で優勝できて本当に野球をやっていてよかったと思えた」と喜びを話した。

 「千葉マリンスターズヤング」は、前回は全国大会に行けず悔しい思いをしたというが、今回は準決勝で三田中学3年のキャプテン・田村小春さんがノーヒットノーランを達成し、決勝に駒を進めた。田村さんは「決勝では自分たちの流れにもっていけず悔しかった。11月から始まる来年夏の全国大会に向けての大会で、ベスト4に入りたい」と意気込みを話した。

 また、2015年以来の出場となるジャパンカップで、5回目の優勝を飾った「千葉マリンスターズ」。日本体育大学との対戦では、田室さんが1アウト満塁の初球からショートへ打ってヒットを放ち、足が速いという林美里さんがヘッドスライディングを決めてサヨナラ勝ちとなった。飯沼さんは「ヘッドスライディングもするし、ユニフォームを真っ黒にしながら必死で野球をやっている。女子野球の面白さをたくさんの人に知ってほしい」と話した。

 松戸徹市長は「8月に全国大会への決意を熱く語ってくれて、今回こうして素晴らしい結果の報告が聞けてうれしい。心から拍手を送りたいし、来年こそはヤングとともに完全制覇をねらってがんばってほしい」とエールの言葉を送った。松本教育長は「全国大会に出るだけでもすごいこと。これからも続けて大きく羽ばたいて、日本を代表する選手になってほしい」と話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 大会の結果を報告する飯沼樹里さん

  • マリンスターズヤングのキャプテン・田村小春さん

  • 市長と教育長からエールの言葉が送られた

この記事を書いた人

yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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