2023年09月30日 配信

ボリスポに参加した入居者ら

9/30(土)東船橋のコンセプトマンション「BORIKIふなばし」で「ボリスポ」

入居者間のコミュニケーション促進を目的に

 県立船橋高校近くの住宅街で旭化成ホームズグループが運営するコンセプトマンション「BORIKIふなばし」(船橋市東船橋)で9月30日、住民間の円滑なコミュニケーション形成を目的としたスポーツプログラム「ボリスポ」が行われた。

 同施設は「お母さんを笑顔にする賃貸住宅」として企画・運営されている。子育てのしやすさを実現する為「お母さん業界新聞社」(神奈川県横浜市西区みなとみらい2ー1ー1)と提携。みんなで子育てする自然なつながり、いざというときに頼れる関係性の形成、子育ての喜びや悩みを話し合えるお母さん仲間つくり、成長を見守る地域とのつながりを構築する目的で施設設計やソフト面の運営が行われている。

 いずれの部屋もアクセスコモンと呼ばれる中庭を通って玄関から部屋に入るスタイル。リビングでは家事をしながら子どもたちが中庭で遊ぶ様子を見守れ、中庭に面したリビングの窓からの出入りもスムーズになっている。土間空間を広めに確保し近所との交流のしやすさも実現。

 施設ハードだけでなく入居に際しては7つの住民憲章「子育てクレド」で住民間のコミュニケーション形成、マナーや地域とのつながりに関する考え方のすり合わせに同意した住民が入居する仕組みをとる。

 また、入居者は自動的に「BORIKI倶楽部」と呼ばれる子育て相談やイベント運営に関する情報共有が行わえるコミュニティに所属する。年1回旭化成不動産レジデンス主導で各種の交流イベントも実施するが、クリスマスやハロウィーンなどの季節イベント、同施設の木から柿の実を収穫、「干し柿つくり」などの恒例企画は住民主導で行われるようになっている。

 この日の「ボリスポ」ではスポーツトレーナー・伊藤彰浩さん(MEDI-TRAIN代表)を招き、音楽に合わせ身体を動かす「リズム体操」を活用。楽しみながら共に汗を流し、自然な交流がとれる企画として全国の「BORIKI」施設で取り入れ始めたプログラム。この日は8世帯の家族が参加した。

 これまでも「防災」「夏祭り」など運営側主導の企画が行われてきたが、コロナ禍でリアルな活動はしばらく休止、リアル開催のイベントは久々だった。

 BORIKI物件は概ね、コミュニティ形成を主体にするため10~20世帯程度の小規模な物件、間取りは2LDKが主体。専有面積60~70平方メートルが多く、いずれの物件にもコミュニティ形成の核となる共有の中庭を持つ。

 入居に関する準備とコミュニティ維持に気を配っているため入居者の満足度はいずれも高い。「転勤」もしくは子どもの中学校進学に際し間取りの広い家を希望して退居することが多く住民定着率も高いという。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 物件名の母力(ぼりき)はコンセプトから

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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