2023年09月21日 配信

梨のもぎ取り体験をする参加者ら

9/21(木)「船橋のなしプレミアムセット」で船橋の梨農家を訪れるツアー実施

「秋満月」や「船橋のなし加工品セット」もセットに

 船橋市北部の梨農家「鈴果園」(船橋市金堀町)の梨園で9月18日、「船橋のなしプレミアムセット」の「梨園ツアー」が実施された。

 同商品は「船橋のなし」のふなっしーデザイン梨箱などを手掛ける「船橋のなし」事務局(船橋市市場1-8-1 フィット内)が今年初めて企画・販売した商品。同事務局では、昨年は桐箱に入った1玉1万円の「新高梨」を販売するなど、農作物に付加価値をつけて農作物の価値向上にチャレンジしてきた。

 2023年版のチャレンジとして登場したのが「船橋のなしプレミアムセット」。販売価格は1万円。セットの内容は、秋の品種で千葉県育成の新品種「秋満月(あきみつき)」約3キロ分と、「ふなばし再発見‼マガジンMyFuna」編集部が選ぶ「船橋のなし」を使用した梨加工品詰め合わせセット、そして現地集合・現地開催で実施される「船橋の梨農家さん訪問ツアー」に10人限定で参加できるというもの。

 企画を担当した見上裕美子さんは「自分自身、もともと『船橋のなし』のファンだったけれど、船橋の梨農家さんの取材をすればするほど、もっと『船橋のなし』が好きになったし、より価値あるものだと感じた。取材では農園に入れていただけるけど、普段は農園に入れてもらえ、説明を聞くことはなかなかできない。少人数ならなんとか受け入れてもらえるのであれば、ぜひ開催したいと思い、梨農家の鈴木さんに相談しました」と話す。

 梨の繁忙期である8月の開催は難しく、梨の時期も終盤に差し掛かる時期を選んで開催された。参加者は小学生の子どもを含む家族での参加、夫婦での参加、義母と一緒に母娘での参加だったりと、幅広い年齢層が集まった。

 「鈴果園」の母屋から梨園に徒歩で移動する際、「船橋じゃないみたい」「小旅行気分」と撮影しながら歩く参加者の姿もあった。梨園につくと「わぁ」「初めて!」と歓声が上がり、鈴木明道(あきみち)さんによる品種や梨の栽培についての説明を熱心に聞き、中にはメモを取る参加者もあった。

 説明の最後に参加者は「秋満月」のもぎ取り体験をし、母屋に戻るとお土産の「秋満月」3キロと「加工品詰め合わせセット」を受け取って、ツアーは終了した。

 参加者からは「以前、『道の駅』で秋満月を購入したことがあり、とてもおいしかったので秋満月のファンになった。今年も秋満月を買えるところがないか検索していたら、面白そうな企画があったので参加した。生産の話も聞けて、楽しかった」という感想や「梨園に入れるなんて滅多にないから参加したいと思って参加した。大変勉強になって大満足」という声が聞かれた。

 会を終えて、当日アシスタントで参加したMyFunaライターの牧典子さんは「鈴木さんはお話しも上手なので、参加者のみなさんも喜ばれたんじゃないかと思います」と話し、見上さんは「梨の栽培のほとんどが手作業であることを知って、驚かれていた方もいた。きっと今日持ち帰っていただいた梨は、より一層おいしいはず」と微笑んだ。

 「参加くださったみなさんがとても喜んでくださったので、ツアーを受けて入れてくださる梨農家さんがいらしたら、ぜひまた来年も開催したい」とも続けた。

関連サイト:https://funanashi.myfuna.net/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 鈴木明道さん(左)がていねいに秋満月の特徴を説明した

  • 都市部に住む参加者にとっては「非日常の景色」

  • 梨の栽培について説明を聞く参加者ら

  • 今年の収穫はほぼ終了している

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