2023年09月17日 配信

公募による合唱参加者と伊藤薫さん(前列中央)

9/17(日)きららホール20周年記念に伊藤薫さんと船橋ゆかりのアーティスト出演

公募参加者も合唱で共演

 船橋市民文化創造館(通称:きららホール)(船橋市本町1-3-1 フェイスビル6階)の開館20周年を記念したコンサート「伊藤薫withふなばしのアーティスト 歌で元気に!伊藤薫作品を合唱しよう」が9月16日、開催された。

 伊藤薫さんは船橋在住の作詞作曲家で歌手。欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー )の大ヒット曲「ラヴ・イズ・オーヴァー」の作詞作曲などで知られており、同コンサートでは伊藤さんの曲を船橋ゆかりの歌手が歌い、盛り上げた。また一般公募で集まった小学2年生から70代までの24人も伊藤さんと一緒に歌を披露した。

 きららホールは2003(平成15)年4月21日にオープン。「ホールの愛称は、親しみやすい呼び名をつけていただきたかったので公募しました」と同ホールの長谷川杏珠さんは話した。

 長谷川さんは「コロナの感染対策による制限が解除され、少しずつ歌える場が復活していく中で、幅広いジャンルの歌手、幅広い年齢層の合唱参加者が同じステージで歌うことで一体感が高まり、前向きな気持ちを取り戻していただきたい」とも続けた。

 出演者は、昨年、伊藤さんの楽曲「黄昏のメモリーズ」でCDデビューをした船橋市出身の恭子さん、船橋の幼なじみと結成したバンド「THE NUGGETS(ザ・ナゲッツ)」のボーカル・工藤わたるさん、船橋市在住のテノール歌手・櫻井淳(まこと)さん、千葉県在住の歌手・坂本りえさんと多彩。

 同コンサートのプロデュースを務めた鳥居明美さんは「ジャンルや世代を超えて、伊藤薫先生の作品で人々がつながってほしい」と話した。公募の歌の参加者へは「音楽の楽しさを知って人生に潤いを持ってもらい、自分を発見する機会になれば」とも。

 伊藤薫さんは、東京都生まれ。中学1年生から船橋市に移り住み、現在も市内在住。「船橋は私の故郷です。都会と田舎がごっちゃで居心地がいい」とほほ笑む。「地方の歌を作ることも多いが船橋の風景を思いながら書くことが多い」と松戸徹船橋市長とのトークタイムで話した。

 コンサートの第1部では公募による参加者が恭子さん、櫻井さんとともに「青空のDing-Dong」など2曲を披露した。参加者は恭子さんの指導で2回の練習で本番に臨んだ。「レベルではなく、ステージに立って歌う喜びを体験し、人生に潤いを持ってもらえれば」と鳥居さん。

 伊藤さんもギターの弾き語りで「ラブ・イズ・オーバー」など2曲を披露し、フィナーレでは出演者全員で伊藤さんの楽曲である船橋市制施行50周年愛唱歌「海の見える街で」を合唱。観客は割れんばかりの拍手を送った。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 「ラヴ・イズ・オーヴァー」と「つゆくさ」を演奏する伊藤さん

  • フィナーレは出演者が合唱。左から美加さん(司会)、櫻井さん、恭子さん、伊藤さん、工藤さん、坂本さん、野本さん(ピアノ)

  • 船橋市長と伊藤さんのトーク

  • 出演者とサポートメンバーの皆さん(前列、右から3番目が鳥居さん)

この記事を書いた人

典子牧

典子牧

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