2023年08月23日 配信

オーナーの勝又さん

8/23(水)高根台にイートインスペースも備えた量り売りの店「Reeha(リーハ)」
 
「楽しくエコを実践できる場」に
 
 新京成線・高根公団駅から徒歩2分の路地に、量り売りショップ「Reeha(リーハ)」(船橋市高根台7-9-12 B)が7月19日にオープンした。
 
 同店はオーナーの勝又萌さんと萌さんの母・麗さんが運営する親子の居場所「和空間わたことり」(千葉県多古町)内に昨年4月に出店したのが始まり。母・麗さんは元保育士。子育てサポーターとして活動し、船橋市在住でありながら、多古町で居場所づくりを行ってきた。
 
 同時に萌さんは船橋市内を中心としたカフェやマルシェでイベント出店をしながら着実にリピーターを作り、リアルショップのオープン前にはクラウドファンディングで多くの支援と応援の声が届いた。
 
 今回、ショップをオープンした経緯について、「作業スペースがほしかったこと、来店層やニーズを知りたかったこともきっかけ。何より地元に拠点を作り、より来店いただきやすいようにしたかったので店舗を構えました」と勝又さん。
 
 店内は約19坪の2階建て。イートインスペースも備え、3テーブル5席を用意する。店内の改装はほとんど勝又さん自身が行ったという。
 
 「量り売りの店と気づいてもらえるよう、シンプルでオシャレな作りにした」と勝又さん。元々あった1枚板の木のカウンターはそのまま生かし、木目を基調としたナチュラルな雰囲気になっている。壁はグレーにすることでどこで写真を撮影してもオシャレに映る工夫をしたという。
 
 「手間を楽しむことを大切にしています。ここに来れば楽しいと思ってもらえれば。楽しい時間の先にゴミを減らすなど環境問題を考えるきっかけになれば」と笑顔を見せる勝又さん。
 
 同店で扱う商品は、京都にある「斗々屋」から仕入れるナッツ、チョコレート、パスタ、塩のほか、生産者がこだわり抜いた定番商品から珍しい食材を扱い、それらを客が必要な量だけを量り売りする。
 
 同店ではゴミをゼロにする「ゼロ・ウェイスト」と「脱プラスチック」を目指している。そのため、来店客には買い物したものを入れる容器の持参をお願いし、持ち帰り用容器の販売も行っている。
 
 扱う食品は常時約30種類、販売は1種類20gから対応する。「ドライあんず」(700円/100g)、「グラノーラ」(650円/100g)、塩(500円/100g)などを扱い、食品のほかには、蜜蝋ラップ、石鹸などの販売も行う。
 
 ドリンクのテイクアウト販売も行い、水出しアイスコーヒー(400円)や自家製梅ソーダ(350円)などを用意。いずれもマイカップが無い場合はプラス50円となる。
 
 店で用意するテイクアウトカップは紙製の「バタフライカップ」を使用し、ここでも脱プラスチックの対策をとっている。
 
 「イベント出店だとドライフルーツが主ですが、店舗では調味料なども販売しやすい」と勝又さん。来店層は40代から50代の女性や、子ども連れのママも多く見られる。
 
 近隣に勤める女性は「ドライあんずがなくなったら来ています。職場の近くでうれしい」と話す。また「イベント出店はなかなかタイミングが合わなかったので、店舗ができてうれしい」と話す50代女性も。
 
 店内には、木片が瓶に入り、子どもがトングで掴む作業を体験できるようなコーナーもあり、子連れでも来店しやすい工夫も施されている。
 「今後は地域のコミュニティスペースのような場所としても使ってもらえたら。ライトアップできる撮影スペースもあるので、個人事業主の方の応援もできたらうれしい。老若男女、いろいろな方に来店していただけたら」と勝又さんは今後の意気込みを話す。
 
 営業時間は11時〜17時。土曜~月曜定休。そのほか、営業日やイベント出店の確認はインスタグラム(@reeha_store)で確認可能。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 店内の様子

  • 量り売りをしている様子。

  • ドライフルーツなどが並ぶ様子

  • イートインスペース

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