2023年08月07日 配信

オーナーシェフの白井正太郎さん

8/7(月)津田沼にフランス料理店「TARO」

カウンターで味わう本格的なコース料理

 フランス料理店「TARO(タロ)」(船橋市前原西3-5-15、TEL047-456-8684)が7月20日、津田沼駅北口から徒歩7分の場所に開店した。

 同店のオーナーは、習志野市出身の白井正太郎さん。5歳の頃から料理に興味があり、小中学校、高校の各文集では「料理人になりたい」と書いていたというほど、昔から自分の店を持つことを目標にしていたという。

 白井さんは料理の専門学校卒業後、フランス・リヨン郊外にあり長年ミシュラン3つ星レストランだった「ポールボキューズ」で修行を積み、帰国後は「レストランモナリザ」(千代田区丸の内)、「Ysm」(渋谷区神宮前)副料理長、「ラシェットM」(習志野市)料理長として経験を積み重ねた。

 「地元で本格的なフランス料理をゆっくり味わってほしい」という思いで、兼ねてからの夢であった自身の店をこの場所にオープンした。

 外観は、ドアも壁も鮮やかな青で、ひときわ目立つ同店。10坪の店内にはゆったりと座れるカウンター8席を用意する。カウンターテーブルには、あえて段差や目隠しを作らず、調理風景を見ながら料理を楽しめる作りになっている。

 「本場フランスの料理店では、常連客が厨房のシェフを眺めながら食事できる『シェフズテーブル』というのがあり、そのイメージで店舗を設計した。テーブルとキッチンの間に死角が一切無いのは少し緊張する部分もあるが、偽りなくしっかりやっていることが伝わればうれしい」と話す。

 仕入れや仕込み、料理の提供などすべて一人で行っているという白井さん。そのため、カウンターテーブルの幅は、調理場から手を伸ばして端まで届く奥行きにしており、調理場も動きやすい幅になるように、自ら図面を作成するほどこだわったという。

 メニューは「おまかせコース」(8,800円)のみ。パンもデザートも全て白井さんの手作り。「食材はどんな思いで育てられているかがわかるくらい、信頼できる農家や牧場から仕入れています」と話す。この日は須藤牧場(群馬県前橋市)のモッツァレラを使用したガスパチョや、蔵光農園(和歌山県日高郡)の梅を使った自家製酵母を使用したパンが提供されていた。木曜、土曜のみ、ランチコース(4,800円)を用意する。

 信頼できるソムリエと共に選定したワインも、フランスワインを中心に豊富な種類を取りそろえている。1カ月ほどで変わるグラスワインリストはシャンパーニュ(グラス1,300円)、白ワイン(800円〜)、赤ワイン(900円〜)など7種を用意。ボトルワインは140本以上ストックしているという。

 「フランス料理に忠実にソースも手間暇かけて作っている。しっかりとしたコースを作っていきたい」と意気込む。

 営業時間は12時〜15時(木・土・日曜のみ、L.O13時)、18時〜22時(L.O.20時30分)。定休日は日曜夜、月曜、火曜。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 見た目も楽しめる前菜3種。季節の食材を取り入れた同店のスペシャリテ

  • ハンガリー産の鴨胸肉のロースト。4日かけて作った赤ワインソースで

  • 広々としたカウンター席

  • 目を引く青い外観

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