2023年08月06日 配信

チェロ奏者の植草ひろみさん

8/6(日)船橋市出身・在住のチェリスト植草ひろみさんの新アルバム「La vie」

地元の力が集結して完成

 船橋市出身・在住のチェロ奏者、植草ひろみさんが7月23日、5年ぶり2枚目となるオリジナルCDアルバム「La vie(ラ ヴィ)」を発表した。

 植草さんは船橋幼稚園、船橋中学校、東京藝術大学附属音楽高校、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業後、新日本フィルハーモニー交響楽団に10年、聖徳大学で講師として14年間指導した経験を持つ。現在は全国各地で音楽活動を行ったり、ラジオのパーソナリティや指導者としても幅広く活躍している。

 植草さんは「3年間のコロナ禍を経験して、いろいろ考えることがあった。ようやく落ち着き始めたかと思った年明けに、人生を深く考えてしまうような出来事があり、50代最後の年ということもあって、オリジナルアルバムを作ろうと思った」と振り返る。

 「今年4月にアルバムを作ろうという強い気持ちが湧いて。7月のチェロリサイタルで発表したかったので、3カ月という短期間でかなりのエネルギーを使って作り上げました」とも。

 そこには植草さんに作曲をする道を勧めてくれたという、ユニット「Liberoba-リベロバ」の相方であり、現在療養中の作曲家兼ピアニスト・中村由利子さんと演奏した約300曲の中から、植草さんが作曲した3曲が入っているという。また、中村さんの復帰を願って書いたチェロソロ曲も収録されている。

 CDジャケットの作成は、船橋在住の色鉛筆画作家でイラストレーター・釘本緑さんが手がけ、ブックレットデザインは総合印刷新報社(高瀬町32)が担当した。

 「釘本さんとは『船橋人物図鑑』で知り合って以来付き合いがあり、今回は絶対に釘本さんの色鉛筆画でお願いしたかった。急なお願いにも関わらず、素敵に仕上げてくれて感謝している」と話す。

 新報社は代表の竹口朋子さんの母がもともと植草さんのファンだったことから付き合いがあり、朋子さんが植草さんと同じ船橋幼稚園、船橋中学校出身という縁も重なってブックレットデザインを担当した。「船橋がつないでくれた縁で、ここまで短期間でアルバムが完成したと思う」と植草さん。

 同アルバムのタイトルはフランス語で「人生、生命」という意味を持つ「La vie(ラ ヴィ)」。植草さんが作曲したオリジナル曲9曲が収録されている。ジャケットには、フランスにある邸宅と庭が描かれている。この邸宅は、植草さんが2017(平成29)年、2019(令和元)年にフランス・メイエ村のサン・ジュリアン教会でコンサートを行った際に、お世話になった大切な人の邸宅だという。

 「いろいろな思いが詰まったアルバムを聞いていただいて、多くの人に生命、人生の輝きを感じてほしい」と植草さんは微笑む。

関連ページ:http://www.u1.sokei.co.jp/Hiromi/index.html

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 色鉛筆画作家でイラストレーター・釘本緑さんによるCD「La vie」ジャケットの原画

  • 新報社が作ってくれたというCDのポスター

この記事を書いた人

yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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