2023年07月29日 配信

店主の大野さんとスタッフ

7/29(土)馬肉を移動販売のみで提供する「桜印商店834」

馬肉好きも驚く珍しい部位も

 千葉県、東京都、茨城県の1都2県で馬肉の移動販売を行う「桜印商店834」が始動している。

 店主の大野さんは、茂原市出身で現在は船橋市在住。もともと馬肉が好きだったことから、「馬肉をもっと身近に」をモットーに移動販売を始めた。「馬肉はなかなか買える場所がない。最近スーパーでも買えるようになってきたが、量や種類は少なく、ふるさと納税で食べる機会がある程度という人も多い。もっと多くの人に、おいしい馬肉を手軽に楽しんでほしいと移動販売を始めた」と大野さん。

 現在は船橋市内だけでなく、市外や東京都、茨城県内の道の駅やショッピングセンターなどに週4、5日程出店している。カナダ産やアルゼンチン産などの輸入品のほか、熊本県肥育産、会津産といった国産もそろう。大野さんは、「種類が豊富でリーズナブルに提供できるのは輸入品。国産にはファンも多く、お客様のニーズからそろえるようにしています」と話す。

 メニューは調味料を含めて13種類。馬肉は冷凍のみ。大野さんのおすすめは、赤身で繊維が細かく柔らかい食感が魅力だという「ヒレ刺し」。適度な脂の旨味と絶妙な食感が特徴だという「馬タン燻製」は、希少部位のため馬肉好きにも驚かれるという。

 「どの部位を買おうか迷ったときにおすすめ」なのは、モモ・ロース・ヒレの3種類が入った「食べ比べセット」とも続けた。「食べ比べセット」と、馬のたてがみの下にある希少な脂身「こうね刺しスライス」、専用のタレが付いた「特選桜ユッケ」はカット済みだが、ほかはブロックでの販売となる。大野さんは、「2mmの厚さにカットするのが一番おいしい食べ方。厚みによって食感が変わる」とこだわりを話した。

 会津ではおなじみだという「辛味噌」や、九州のたまり醤油のような甘めの味わいの「馬肉に合う醤油」といった調味料も販売。「今後は桜印商店オリジナルの調味料を開発して販売し、さらにアピールしていきたい」と笑顔で話す。

関連ページ:桜印商店

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 専用のタレ付き「特選桜ユッケ」

  • 店主のおすすめ「ヒレ刺し」

  • ピンクの車体が目を引く移動販売車

  • 女性客にも人気

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